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チップ文化で、日常生活の当たり前のサービスを知る

子持ち夫婦共働きの妻担当

12月も近づき、クリスマス休暇や冬休みにどこかに行きたいなあと考えたりする人も多いのではないでしょうか。近場で過ごしたり、あるいは思い切って海外へ!と思う人もいらっしゃるのでは。

そんな中で、海外旅行といえば切っても切り離せないのが「チップ文化」ですよね。そんなチップ文化に関する記事を読んで。
日本にいると払いなれていないチップですが、空港からのタクシー利用、宿泊するホテルのポーターに、レストランなど至るところで必要になるというお話です。
またレストランにおいては、朝食、ランチでは合計金額の約10%、ディナータイムでは20%とのことで、状況によって少し複雑に感じますよね。
以前、自分自身もチップを含めた支払いを手際良く進めたかったのに、どこに書くのだろう、チップはどのくらいの金額が良いのだろうと焦ってしまったことがあります。スムーズに支払えたらいいですよね。
と、我々が意識するのは、旅行中に関わるチップなので、ちょっとめんどくさいなぁ、その場をスマートにしのごう!と思うくらいです。

が、当然、生活をする(住む)となると、話が変わってきます。
知人によれば、実際生活をしていると、子供がいる場合は学校の先生(担任、アシスタントの先生、専科の先生も?)、家事代行で来てくれる方、サッカーやテニス等の習い事の先生、新聞配達やごみ収集車、郵便配達の人など、とにかく関わっている人ほとんどにチップまたはギフトカード、お菓子、紅茶などのプレゼントを贈るのだそうです。
チップ文化の理念としては当たり前のことですが、改めて聞かされると驚きます。。。

サンキューと書いたカードを添えて渡したりするので、カードを書いて準備をしたり、クレジットカードが主流のため普段は現金が手元にないことが多いので、11月くらいから現金で買い物をするなどして、5ドル、10ドルなどの紙幣を少しずつ集めるのだそうです。
それを年末に渡すわけですね。
これは大変だー!

日本でも、親戚や知人に年賀状を書く、メールを送る、お年玉の準備など、年末の作業があると思いますが、チップ文化のもとでは身内、友人以外での更なる作業(出費も)があって、年末は大変なのだなあと感じました。でも、直接知っているというだけではなく、自分が生活する中で色々な人が関わっていることを実感するのに良い機会かなとも。いつもサービスを受けるのが当たり前という意識ではなく、1年に1回とか、感謝の気持ちを表すというのは良いことだなあとも感じました。
郵便配達もごみ収集の人も、学校の先生もサービスを提供してくれてる側なんだなと。
※そのうちロボット利用が本格的に広がってきたら、例えばロボットのウェイターにもチップを渡すようになるんでしょうか?

チップ文化はない日本ですが、郵便配達など色々協力してくれる人に「1年間どうも有り難うございました。来年も宜しくお願いします!」と声掛けだけでも出来たらいいなあとしみじみ思った次第でした(これがなかなか勇気がいる!)