学校が休校となって、毎日宿題を進めること、食事を準備する大変さを感じている日々です。ところが、更に在宅勤務となり家族がずっと家で過ごすことで、また別の大変さが加わってきています。
今求められている在宅勤務の特殊性
子どもたちの休校だけであれば、在宅勤務だけであれば問題がなかった、もしくはここまで問題になっていったなかったのではないかと思うのですが、これが同時に発生することで新しい問題がまさに今回発生しているのだと思います。
在宅勤務のメリット
そもそも在宅勤務のメリットは下記のように言われています。
- 仕事を中断するものがないことで、より業務に集中でき、高い生産性が実現される
- 移動が不要となるめ、移動にかかっていた時間をより有意義に活用できたり、満員電車のストレスから解放される
- 花粉症を避けられる!(重要)
在宅勤務のデメリット
同様に、デメリットは下記のように言われています。
- 仕事とプライベートのオンオフの切り替えが難しい(仕事をやりすぎてしまう、仕事に集中できなくなってしまう、両方のパターンがあると思います)
- 評価が難しい(というよりは今までと変わってくる?)
- コミュニケーションの難しさ
- 勤怠管理の難しさ
- 孤独感
休校により在宅勤務のメリットがなくなる
休校かつ基本的に外出の自粛が求められる状況だと、家の中に子供がいっぱなしになります。
子供の生活圏と在宅勤務の仕事スペースが物理的に区切られているといいのですが、みんな別荘にでも住んでるわけではないので難しいですよね。
それに、仮にスペースが区切られていたとして子供は容易にその壁を突破してきます。
親が仕事をしてようがいまいが。。。
となると、親は仕事を中断せざるを得ず、環境に邪魔されることなく集中して業務にあたれるといったメリットは存在し得ないことになります。
身近な事例
在宅勤務で苦労しているのは我が家だけ?、もしかして日本国内だけ!?、海外は?と疑問に思ったなか、世界共通の大変さなのではと実感した記事をご紹介です。
インターネットでもかなり話題になったので、覚えてる方も多いと思いますが、2017年、BBCが韓国・釜山大学のロバート・ケリー准教授へのSkypeでのインタビュー中、ケリー教授の書斎に2人の子どもたちが侵入し中断したことが話題になりました。
映像では、書斎でロバート・ケリー准教授が真剣に話している中、上のお子さんがお父さんに近づき、更に下のお子さんがベビーウォーカーで部屋の中へ入ってきました。
慌てたお母さんが、Skypeに映らないようにお子さんたちと出ていこうとするのですが、全て映ってしまっていました。
今回、その話題のロバート・ケリー教授が一家4人で2020年3月にインタビューを受けたそうです。
「コロナウイルス感染拡大が広がる中で自宅で子育てすることの大変さ」について語ったとのことですが、その間ずっとお父さんの頭をなでたり色々いたずらする子どもたち。
2017年と2020年の映像ともに、我が家だけではないのだと感じます。また、2017年では、とにかく必死に映らないようにしようとするお母さんの姿がとても微笑ましく思いました。
理解を深める機会に
もちろん当事者にとっては、たまったものではないのでしょうけども。
子供が家にいる状態で仕事をすることが当たり前のものになってくる(というより、いまいま避けようがない)と、こういう状況でどう仕事をするのがいいのか?を、議論せざるを得なくなると思うんです。
SkypeやZoomで会議など、これからも利用する機会が増える可能性が高いですよね。この動画のような状況になった時に、出社している方々も在宅で仕事をしている方々もお互い、「在宅だと仕方がないよね~」と思えるのがいい!とは一概に言えないですが、、、落とし所はどこなのか?を考える機会がきているのだと思います。