『ママスタまなび』(インターネット広告・メディア運営事業の株式会社インタースペースが運営)において、「コロナウイルス蔓延長期化でママがわが子に対して心配していること」の調査結果が発表されています。まさに自分ごとであり、コロナに対して不安を感じるママの話を聞くことが最近とても多くなってきてるのもあり、興味があって読んでみました。
<調査方法の概要>
・調査時期
2020年8月27日~9月4日
・有効回答数
ママスタユーザーの第一子が未就学児〜中学生のお子さんがいるママ 435名
(内訳)
第一子が未就学児のママ:139名
第一子が小学生のママ :215名
第一子が中学生のママ :81名
Q 「コロナウイルス感染長期化に伴い、お子さんに対して心配していること・不安に感じていることはありますか?」
「はい」と答えた方がなんと87.8%! 私も調査対象の1人であれば、確実にこちらのグループです。休校での授業の遅れにはじまり、友だちと遊べない、パソコンなどを見る時間が増えるなど、マイナスな要素をとても強く感じています。
Q 具体的にどのような事柄で、お子さんに対して心配や不安を感じていますか。
ママスタまなびさんのほうで、非常にわかりやすくグラフ化されていますので、そちらを引用させていただきました。
上のグラフを元に、お子さんの世代別に上位を表を作成してみました。
未就学児のママ | 小学生のママ | 中学生のママ | |
1位 | この先の見通しが不透明な状態が続いていること | この先の見通しが不透明な状態が続いていること | 学習面の遅れ |
2位 | 密な空間を避けることによる遊び場の減少 | 外出や外で遊ぶ機会が減少したことにおり運動力の低下 | この先の見通しが不透明な状態が続いていること |
3位 | 外出や外で遊ぶ機会が減少したことにおり運動力の低下 | 外出自粛によりTV・スマホ・ゲームに夢中になる時間の増加 | 外出自粛によりTV・スマホ・ゲームに夢中になる時間の増加 |
4位 | 外出自粛によりTV・スマホ・ゲームに夢中になる時間の増加 | 今までとは異なる園・学校生活への精神的ストレス | 受験・進学への影響 |
未就学児から中学生のママで共通していたことは「この先の見通しが不透明な状態が続いていること」でした。
インフルエンザのときは冬を乗り越えれば、ヘルパンギーナが流行しても夏が過ぎればと、多少なりとも「期間」が存在していたように思います。でも、今回のコロナはワクチンがまだないため、いつに終息するかが分からないという状態が精神的にとても不安にさせているように思います。
周囲では、先行き不透明であるという不安だけではなく、「TV・スマホ・ゲーム時間の増加」(視力の低下)、「今までとは異なる園・学校生活への精神的ストレス」を強く感じている印象です。我が家でも、外に出られない時に学習・遊び両方で電子機器を使用した時間の増加、また授業の遅れ、友だちと過ごす時間が減ったことなどで学校生活へのストレスがあるように思います。
Q お子さんに対する不安や心配ごとに対して、自宅でおこなっている対策や工夫はありますか?
こちらは親が行っている対策ですね。こちらもママスタまなびさんのほうでまとまっているので引用させていただきまして。
上のグラフを元に、お子さんの世代別に上位の表を作成してみますと、
未就学児のママ | 小学生のママ | 中学生のママ | |
1位 | 密な環境を避けて外で遊ばせるようにしている | ドリルなどのプリント学習を行う | 積極的に親子のコミュニケーションの時間を取るようにしている |
2位 | 積極的に親子のコミュニケーションの時間を取るようにしている | 密な環境を避けて外で遊ばせるようにしている | 塾へ通う |
3位 | ゲームなど新しいおもちゃを買い与える | 積極的に親子のコミュニケーションの時間を取るようにしている | ドリルなどのプリント学習を行う |
4位 | 自宅で運動できる器具の購入(トランポリン・室内滑り台など) | タブレット学習を取り入れる | タブレット学習を取り入れる |
未就学児に関しては、体を動かすことへの工夫が中心のようですが、小学生、中学生になると、ドリルやタブレット学習などの勉強に関することが多くなっています。我が家も、YouTube動画を見させたり、ちびむすドリル(https://happylilac.net/)の無料教材を印刷して、計算させたりしていました。
Q コロナウィルス蔓延の長期化に伴い、今後、園や学校に期待することはなんですか?
先程は、親が行っている工夫、取り組みの話でした。ここでは、親以外にどうサポートしてほしいか、特に長い時間を過ごす、園や学校に対してですね。
未就学児のママにおいては、親御さんが直接関わる時間が多いせいか、2番目の「オンライン授業・学習への取り組み」の数値が低くなっていますが、
1番目「感染拡大防止のための予防の徹底」
3番目「子どものメンタルケア」
の二つの項目については、どの年代であっても期待値が高いことが分かります。学校側で1人でも感染者が出れば、クラス、学年、ひいては学校全体で不安が広がっていくので、「予防の徹底」はとても大切なことに思います。
また、「子どものメンタルケア」も重要に感じました。我が家では、体調に変化は今のところ出ていないものの、言動では攻撃的な言い方になったり、些細なことでもすぐイライラするようになったと思います。
Q 第一子のお子さんが小学生以上の保護者の方のみお聞きします。オンライン授業に関して、お子さんが通われている公立小・中学校の現状はどれにあてはまりますか?
オンライン授業実施に関しては、
「コロナウィルス蔓延前よりすでに実施済み」
「臨時休校実施中の3~5月中から実施開始」
「6月から現在までに実施開始」
「臨時休校期間中のみ実施」
の4つの項目において合計13.6%、
「現在準備中、今後実施の予定がある」13.9%を含めても、27.5%にしかなりません。
ということで、「とくにオンライン授業が取り入れられる予定はない」は50.9%と過半を占める結果に。
オンライン授業が導入されている学校に通学している、あるいは通学していないで教育の格差が出るのではと不安に思うママも多いと思います。
ただ、コロナでどの学年の先生も仕事が増えている中で、さらにオンライン授業のサポートは非常に難しいように思います。個人的には、各市区町村で、ITに精通している人たちの部門を設置し、パソコンやタブレットを準備・配布、使用方法など日常的なサポートを行い、クラス担任や教科を教える先生の負荷がこれ以上増えないのが良いのではと思います。身近に、教職についている知人がおり、先生の環境が出来るだけ守られて欲しいと思っています。
こういった状況を見据えて普段から準備をと行っても、仕事もみなさんそんなうまく切り替えできてるところ少ないと思いますし、こういうのは平時は脇に置かれがちなのは仕方ないのかなとも。
Q 第一子のお子さんが小学生以上の保護者の方のみお聞きします。オンライン授業に関する不安はありますか?
1位「先生が子どもたちの理解度をどのように把握しているのか不安」50.3%
2位「子どもが飽きずに集中できるか不安」49.7%
我が家も同じく、オンライン授業の理解度を先生が把握するのは難しいと感じます。ただ、休校期間中、学校の勉強がなかなか進められない間、四谷大塚オンライン小学校(https://www.toshin-online.com/)のオンライン授業はとても良かったです。(現在も継続中です。)
授業動画を見た後、確認テストが必ず行われますが、受からないと次の講座に進めません。子どもは適当にさーっと授業動画を飛ばして試験を受けた結果、全く受からず10回くらい挑戦していました(笑)
先生という人になんとなく理解度を見てもらうのではなくて、システム的に理解度を把握してもらう(かつ、子供にも自覚させる)仕組みがとてもいいんですね。
結局、授業をしっかり理解しないといけないと気づき、授業を聞きなおしていました。不合格の際は悔しさで泣きながら受けていましたが、最後はその分野はとてもしっかり定着し、本人の自信につながりました。
あとがき
コロナという誰も経験したことがなかった困難な現状で、なんとかより良い方法を探しながら、ワクチンなどで安心して過ごせる社会に戻れるのを心から願っています。
今回の調査を行った「ママスタまなび」では、学習面での悩みなどのヒントなどが書かれています。また、関連したサイトとして、様々な年齢のお子さんをもつママに向けて配信されている総合情報サイトの「ママスタ」もあります。生活面、学習面でママの不安を解消する方法の一つとして、色々な情報をぜひご覧になってはいかがでしょうか。