最近また、子どもが勉強を嫌がり、なかなか手をつけようとせず悩んでいる今日このごろです。
叱って勉強させようと思っても、親子の雰囲気がただ険悪になるだけですし、どうしたものかなあと。そんな中、とある10代の男の子が一生懸命勉強する姿をたまたまYouTubeで見つけました。「どうしたら、こんな立派なお子さんになるんだろう。」と思ったり、「若い時から、自分のやりたいことがはっきりしているのは素晴らしいなあ。」と、今の私たちの親子関係に対しての現実逃避も含め、色々考えさせられるきっかけになりましたので、ご紹介したいと思います!
学生YouYuberゆじーさんの動画を見ました
ゆじーさんは中高一貫の中学を終えてから、半年後の2019年9月から留学。途中コロナでの帰国やオンライン授業などの経験を経て、今年7月頭にイギリスの高校を卒業。
YouTubeの動画は、ゆじーさんの約2年間にわたるイギリスでの寮生活、学校、勉強、友達のことなどを紹介するものとなっています。
これらの記事でも取り上げられています。
イギリスで、日本人がいないなかでの寮生活、慣れない食事、現地の子と同じ内容の宿題に必死に取り組んでいる姿。見ていて、心から応援したくなる動画ばかりです。
食事以外で、殆どの時間を勉強に取り組む姿勢も本当に立派でした!
「もしこんな賢い子がうちの子だったら?」
「こんなにしっかりしたお子さんにどうやって育てたのだろう?」
「自分も若い時に、もっと目的意識をもって勉強していたらなあ。」
など色々な思いで見ることができる動画だと思いです。
また、我が子が勉強を嫌がっている状態で、現在だけを考えれば「勉強が大事!勉強が大事!」と強制したい親心になりがちですが、もう少し俯瞰的に考えたほうがいいのではと考えさせられるきっかけにもなりました。
そして、2年間頑張って勉強した結果、卒業できるか否かが発表される動画もぜひご覧ください!ご本人がどれだけ頑張ってきたかと思うと、心が本当にじーんとしてきました。
高校卒業後は、アメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコに本部を置くミネルバ大学に特別聴講生としての入学が決まり、さらに新しい未来がまっているゆじーさん。将来がとても楽しみですよね。
ミネルバ大学について
ゆじーさんが入学されるということで、私は初めて知った大学です。その特徴はといいますと、
- 2014年に創立。
- ハーバード大学よりも入学が難しいと言われることもある。
- キャンパスをもたない大学。
- 殆どの授業がオンライン授業で行われる。
- 各学年が一緒に4年間で7つの国際都市を巡り、クラスメイトと共に学習、実際に生活してさまざまな学びを得る。
- 1年目 サンフランシスコ(アメリカ)
- 2年目 ソウル(韓国)、ハイデラバード(インド)
- 3年目 ベルリン(ドイツ)、ブエノスアイレス(アルゼンチン)
- 4年目 ロンドン(イギリス)、台北(台湾)
出典:https://awesome-ars-academia.net/より
キャンパスに関わる費用を削減することで、優秀な講師を集め、7つの国際都市で学生自身が生活をしながら学びを得るというとてもユニークな大学のようです。
ミネルバ大学の情報を集めていると、石倉洋子氏とミネルバ大学にいらっしゃった尾原Mさんとが動画で話しているものを見つけました。こちらをご覧になるとより大学の様子がより分かるかと思います。
ミネルバ大学で1年ービデオトーク(日本語版) – 石倉洋子の公式ウェブサイト (yokoishikura.com)
子供を叱るのが親の役目ではない
つい毎日、子どもの姿を近くでばかり見ていると、本当に生活習慣の細かなところを注意してばかりになってしまったり、こんなに勉強しなくて大丈夫かしらと小さなことにとらわれがちですが、親の私自身も世の中には、ゆじーさんのような頑張っている若い人がいるんだなあとか、世の中にはユニークな大学があるんだなあとか、もっと親である私自身も学びだったり、視野を広げる必要があるのではと思い直すことができたのでした。
子どもがあれもこれもやっていないと心配になっている親御さんがいらっしゃいましたら、ゆじーさんの動画を見ることで、ぜひ親子の距離感を一度考え直してみたり、子どの将来どんなことが待っているんだろうと色々な新しい世界を一緒に探してみませんか?