2月に放送された『100%!アピールちゃん』(TBS)にて、タレントの小倉優子さんが早稲田大学受験をするという企画があったこと、ご存じの方も多いと思います。
私はリアルタイムで見ていなかったので、ネットで記事を読んだり、以下の動画を見て詳細を知りました。
また、こちらの記事では、早稲田大学受験を応援するプロジェクトの西岡壱誠氏が勉強に挑戦することについて書かれていました。
小倉優子さんの挑戦を知った時、立派な方だなあと思いました!
自分でしたら、「育児」、「仕事」、「受験勉強」の両立、想像しただけで気が遠くなりそうです。さらにテレビで宣言するというのは、相当プレッシャーもあると思います。自分でしたら、落ちたら恥ずかしいと、家族の前での宣言ですらハードルが高いです。
でも、以前読んだ関正夫先生のカラー改訂版 世界一わかりやすい英語の勉強法 | 関 正生 | 言語学 | Kindleストア | Amazonで、資格試験について書かれていたのですが、「力がついてから試験を受けるのではなく、試験を申し込むことでやる気が出る」とありました。「試験をこれから受ける。」と公言する、「試験に申し込む。」というのは、とても良い原動力になるのかもしれません。
※関先生の英語に関する本はとても分かりやすく、おすすめです。こちらの本は英語勉強法について詳しく書かれています。もしご興味がありましたら、ぜひお読み頂けたらと思います。
もともとの話題に戻り
さて、もともとの話題に戻りまして、西岡氏は「大学受験」とは、一般的に、「いい大学に入るための手段」、「学歴を得てキャリアを築いていく通過点」と思われがちだけれど、「自分のことを変えるキッカケ」になると書かれていました。西岡氏が教えていたお子さんの偏差値が15上がると、本人の性格が目に見えて変わったことも例に挙げられています。
性格が変わると、
- 自分への自信
- 友達とのコミュニケーション
- 先生との接し方、家族との距離感
などが違ってくるのだそうです。
大学受験とは全く比較になりませんが、私も経験として、子どもが漢字テストで低い点をとった時には「どうせ、、、」という口癖でしたが、親子で勉強の仕方を工夫して90点〜100点を取れるようになった時には「やればできるんだ」と自信をもった態度に急に変わり、見ていて驚いたことがあります。
西岡氏は「受験勉強とはスポーツである」とも表現されていました。
スポーツの語源をたどると、「今いる場所から、今の日常から、全然違う場所に行くための努力をすること。」につながり、まさしく「受験勉強で努力するということは、今の自分を捨て去って違う自分になろうとする。」ということなのだそうです。
そして今回、小倉優子さんをサポートしようとしたのは、「小倉さんが変わりたいと考えていらっしゃったから。」
小倉さんが息子さん(小学3年生)に勉強を教えようとしたところ、「うまく教えられない自分に気づき、子どもたちのためにも自分は今のままではいけないんじゃないか。もっと『頭がいい人』にならなきゃいけないんじゃないか」ということがあったそうです。
自分なりにできることを実践
私も小倉優子さんのお話に、とても影響を受けました。
その後は、子どもと同じ算数ドリルを購入し、隣りで問題を解いたり、難しい問題は事前に説明できるよう解いて準備するようになりました。準備が大変だなあと思う日もありますが、「この瞬間、小倉優子さんも一生懸命勉強されているんだろうなあ。」と思うと、また頑張ろうという気持ちになります。
同じドリルを使って学ぶメリットは、事前に解いて難しいと思った問題は、「これ難しかったから、一緒に解いてみよう。」とか、「ママ、難しくて全然解けなかったよ。」と声をかけられたりするようになったことです。時々、私が解けなくて、子どもの方が解けたりすると、「よく解けるね!」と感動を口にしたり、子どもから教えてもらうことで「内容をアウトプットする。」という良い練習にもなっています。
もちろん、いつも和気藹々な雰囲気だけではなく、「解くのがめんどくさい!」とか「やりたくない!」というバトルもありますが。
「子どもだけに努力を強いらないで一緒に勉強する。」という姿勢を見せたせいか、子どもの態度も反抗的になる回数が少し減り、一緒にやっている「仲間」という感じがしているようです。
記事の最後に、
「どんな結果になったとしても、高い目標に向けて努力した体験は、その人の人生には必ずプラス。頑張ったことが報われないわけはない。」 「受験勉強に費やした時間は、無駄にはならない。必ず何かの糧になり、必ず生きるタイミングが来る。」
という言葉があったのが、印象的でした。
私の場合は、子どもと一緒のドリルを学ぶところから、資格試験などを目標にしていきたいなと思っています。
すでに、大学受験や資格試験に向けて頑張っていらっしゃる方も多いと思います。でも、もしこれから何かをスタートさせてみたいと思われる親御さんがいらっしゃいましたら、小倉優子さんのことをきっかけに、お子さんと同じ内容の勉強をしてみたり、何か新しいことに一緒に挑戦してみませんか?