みなさん、和菓子はお好きですか?
私は甘いものが好きで、和菓子の中で好きなものの中に、「相国最中(しょうこくもなか)」があります。ところが、つい先月(5月16日)に「紀の国屋」が廃業を発表。もうあの味を食べられなくなるのかとショックを受けました。
「相国最中」は、一つ一つが大きく作られていて、食べ応えがある最中でした。くりや粒あんがしっかり入っており、最中一つだけで和菓子を食べた満足感がとてもあるお菓子でした。また、贈答用としては、上記のイラストのような箱で購入していました。箱の内側が綺麗な黄緑色になっていて、親戚に持参するととても喜んでもらえ、重宝していました。
また紀の国屋の相国最中が食べられる?!
ところが、今回の廃業で「もう食べることも、贈り物にもできないのだ。」と残念に思っていたなか、廃業の発表後すぐに、アイ・スイーツ株式会社(代表 稲垣富之氏、伊藤友幸氏)が「紀の国屋」の従業員20名を雇用し、「匠紀の国屋」として和菓子の製造販売事業を手掛けることになったことになったと発表しました。
このニュースを聞いた途端、
家族に「大ニュース!またあの美味しい最中が食べられるかもしれないよ!」と思わず叫んでしまいました!
紀の国屋は、なぜ廃業に至ったのか
さて、私のように紀の国屋のお菓子が好きだった方も多いと思うのに、なぜ廃業になってしまったのか。
こちらもハフポストの記事を抜粋してご紹介します。
倒産の理由は、
- 和菓子を好む層が高齢化し、新しい年齢層の取り込みが出来なかった。
- 商品開発が難航し、新たなヒット商品にも恵まれなかった。
- 新工場の建設に対する過剰投資
などの理由のようです。
確かに、私も祖父母世代から聞いて知った最中でしたので、若い方達たちでご存じない方もいらっしゃるかもしれません。
「最中のサイズを少し小さくして、片手で手軽に食べられるサイズ」(私は知らなかったのですが、下記の写真のような小さいサイズも新しく開発して売られてたそうです)であったり、「コンビニでも気軽に買える」販売方法があったら、もっと多くの人に知ってもらえたかもしれないなあと思った矢先に、「紀の国屋」の味が復活するとのことでとても嬉しく思いました。
また、匠紀の国屋店舗では、今後、セレクトショップとして、地方の和菓子屋さんの商品も取り扱っているそうです↓
以前の紀の国屋の商品すべてを販売できるわけではないようなので、他社商品含めて販売していくという戦略なのでしょうか。お店に来た人にも新しい発見になってWin-Winな方法だと思いました。
終わりに
和菓子は海外で暮らす日本人や海外の人にも愛されているお菓子だと思っています。海外の友人曰く、米国で有名なお店としては、「宗家 源吉兆庵(宗家 源吉兆庵 (kitchoan.co.jp))」があるそうです。店舗の場所はアメリカ、カナダ、シンガポール、台湾、香港、タイ、ベトナムなど。友人は、「日本のテレビで『宗家 源吉兆庵』のコマーシャルを見ていると、いつも子どもが食べたい!と言ってテレビに近づくんだよ。」と言っていました。
私としては、「匠紀の国屋」の最中やおこじょ、各地方の和菓子屋さんの商品も、『宗家 源吉兆庵』のように将来、世界の人々に知ってもらえたらいいなあと思っています。
突然、「和菓子」の話題になってしまいましたが、今回の記事は、私個人が和菓子が好きなこと、また弊社のオフィスがある吉祥寺の「アトレ吉祥寺」にも店舗がありとても身近でしたので、記事にさせて頂きました。
現在は、「匠紀の国屋」として国分寺店と東大和店がオープンしていますので、近くにいらした際にはぜひお店に立ち寄って頂けたらと思います。(残念ながら吉祥寺店は再開せず)
今回の「廃業→復活」のニュースから、和菓子が好きになる人が増えたり、また海外へ広がるきっかけになったら嬉しいなあと思います。
私も、これからも親子で「和菓子」を楽しむ時間をもっと多く作りたいと思っています!