つい先日、兵庫県明石市の市長が国会にて話されたことが話題になっていました。親も子どもも安心して住める町を作ろうと努力されていることに感動しましたので、記事をご紹介したいと思います。
内容は、「こども家庭庁」が創設されるにあたり、参考人として国会に呼ばれた兵庫県明石市の市長である泉房穂氏のインタビュー記事になります。
はじめに、現状を把握すると
日本は40年連続で子どもの数が減少し続けています。実際にグラフを見てみますと、こんなに減っているのだと実感します。
朝日新聞の記事によると、
2021年に生まれた日本人の子ども(出生数)は81万1604人で、データがある1899年以降で最少となった。前年より2万9231人(3・5%)少なく、減少は6年連続。国の推計より6年早く81万人台前半に突入し、少子化の加速が鮮明になった。
と、コロナの影響も考慮はしないとですが、国の推計よりも6年も早く少子化が進行しているとのことです。
そのような危機感のある日本の中で、一人の市長さんが「子どもを大切にする社会」を目標に、積極的に政策などを打ち出していることに、親の一人として嬉しく思いました。
明石市の取り組み紹介
では、「明石市の子ども政策」というと?
以下、子育てするならやっぱり明石/明石市 (akashi.lg.jp)より抜粋して引用します。
その他、ユニークな試みとして、養育費の立て替えも行っていました。
※現在は「受付終了」とのこと。
こどもの養育費緊急支援事業※受付は終了しました/明石市 (akashi.lg.jp)
全国初、不払い「養育費」の立て替え・回収を始めた自治体(1/3ページ) – 産経ニュース (sankei.com)
話を元の記事に戻しまして、インタビュー中、日本と対照的な国として、大学卒業まで国が支援するフィンランドについても挙げられていました。
参考記事:
サンタの国・フィンランドと日本、「生活保護」を比べてわかった「決定的な違い」(岩竹 美加子) | マネー現代 | 講談社 (ismedia.jp)
フィンランドは大学まで学費無償で、私立学校でも儲けるのは禁止|フィンランドはなぜ「世界一幸せな国」になったのか|岩竹美加子 – 幻冬舎plus (gentosha.jp)
所得制限を設けなかったり、諸外国のサポートを参考に導入しているのは素晴らしいことだと思います。
個人的にいいと思った施策2つをご紹介
明石市では色々な施策をやっているのはわかりましたが、その中で、個人的に子どもを大切にしているなあと強く感じたのがこちら。
①図書館と本屋さん、子育て支援窓口などがある施設が駅前にある!
泉市長は、「親にお金がないからといって、読みたい絵本が読めないのは子どもがかわいそう。せめて預かってる税金で、いい絵本を買い揃えて、お金がない子どもでも、ちゃんと絵本を読んでもらえる町にしたい。」と考え、施設の建設に至ったとのこと。
図書館と大型書店が同居、「本のまち」明石のシンボル施設に|新・公民連携最前線|PPPまちづくり (nikkeibp.co.jp)
蔵書数が約60万冊の図書館に、約40万冊のジュンク堂書店が同じ駅前ビルに入っており、規模の大きさに圧倒されます。
図書館で多くの良書に触れることができたり、購入できる場所がすぐ近くにあったり、支援窓口が近くにあることで、公的な手続きなどもできる環境は、乳幼児をもつ親御さんにはとても便利だと思います。
画像出典:図書館と大型書店が同居、「本のまち」明石のシンボル施設に|新・公民連携最前線|PPPまちづくり (nikkeibp.co.jp)より
②子どもたちが大型遊具施設(パピオスあかし)やプールで自由に遊べる!
施設を作るにあたっては、
「お金がなくても子供が不憫な思いをしないように、親のお金を気にせずに、子どもが“思い切って遊べる”ようにするのが行政です。多くの方から税金を預かってる立場なんだから、親の金持ちか貧乏で引け目を感じたり、諦めたりするのはやめてほしかった。」
という想いがあったそうです。
私自身も、子どもの乳幼児期は特に遊ぶ場所を探すことに苦労していましたので、天候や費用を気にせずに遊べる施設が解放されているのは素晴らしいことだなあと思います。
例えば、こんなところで遊ぶことができます。
フロアガイド/5F – パピオスあかし Official Website (papios.jp)
終わりに
今回、インタビュー記事を元に明石市の取り組み、図書館や遊具施設などを調べていきましたが、調べれば調べるほど「明石市」の魅力が伝わってきました。
コロナが落ち着いて旅行ができましたら、子どもたちを大切にする「明石市」をぜひ訪ねてみたいと思います。
参考記事: