1年ほど前にニュースを耳にし、気になっていました、ついに後部に二つの子ども用座席がついた「ふたごじてんしゃ」が完成したとの記事が!
発案したのは長男と双子の次男、三男の3人のお子さんを育てた母親の方。2018年5月に発売され、在庫はすでに完売という好評ぶり。
なぜこの自転車が生まれたのか?というと、子供がいる方は知ってると思うのですが、前後に子どもを乗せる自転車だと前部に乗せられる子供は4歳未満という決まりがあります。
前後に座席をもつ自転車の場合に子供を二人の乗せるケースを考えると、それぞれの間には年子や2〜3歳差ほどの年齢差があると思います。第一子だけのときは後ろにのせ、第二子ができたら、第一子を前に第二子を後ろといった感じにスムーズに対応できるんですね。
乗りやすさという点でも、前に重いものがあり、後ろに軽いものがあるというのはバランスがとれている状態になります(もちろん何も重りがないのが一番ですけども)
でも、双子の場合はこれが適応できません。なんとかして二人を後ろに乗せる必要が出てきたというのがきっかけになります。
就学前は特に、急病などで病院に行くときなどがあり、双子や兄弟の場合も一人を留守番させることはできないですよね。小学校にあがるまで子どもたちと「一緒に移動できる」のは大変重要な意味をもつんですが、この辺は経験のある方でないとなかなかわかってもらえないかもしれません。
ただ、今回のふたごじてんしゃもですが、子供を乗せる前提の自転車は大きいです(すれ違いでひやっとした経験のある方もいるんじゃないでしょうか)
移動先が公園などの広いスペースの場合は大丈夫ですが、駅前・公共施設やスーパーなどになると、駐車スペースを確保したり、駐車の作業が大変なところもあります。車体が大きいタイプの自転車がより駐輪しやすいよう、より育児がしやすい社会になってほしいと思います。