東京都は2016年から子育て支援住宅認定制度というのを導入してまして、
“子育て世帯向けの広さや安全性、サービスを備えた集合住宅を「安心して子育てできる住宅」”
と認定し、共同施設などの整備費を助成しています。
認定されるための条件は、いっぱいあるのでいくつか抜粋すると、
・敷地から徒歩圏内に子育てひろばや児童館、公園などがある
・床は段差のない構造
・照明のスイッチを床上90センチ程度の高さに設置し、子供でも使いやすく
・入居前後にウェルカムパーティなどを開き、入居者同士が交流する機会をつくる
などなど、立地や住む部屋から管理運営状況まで記事中には24項目の条件が載っています。
むむむ、けっこうハードル高そー?
2025年までに10,000戸の認定目標で、2018年3月時点で13物件440戸となっています。
これらの物件は、東京都のHPに載ってまして、JR東日本や日本郵便と一般消費者向けの不動産業ではあまり見ない名前もちらほら。
当然のように東京都のHPから各物件の申し込みや空き状況は見られず、、、リンクもなく、、、
仕方なくマンション名でぐぐったところ、ちゃんと埋まってるようで?あ、うまく言ってるんじゃないですかね、これは。
ということで、元記事では、成功例として、認定を受け、事業として成功としても成功している東京都墨田区の賃貸マンションの取材をまとめ、なんで認定が増えないのか?という疑問に応えようとしいます。
なんといいますか、ちゃんとやればうまくいくけど、そのハードルが高くて、そもそも手を出しづらいというのが原因のようです。
この事業者は、2014年からどのようなマンションにするか検討し、出来たのが2016年11月。NPO、行政など8団体にヒアリングも行っています。
なによりもともと不動産業で自社で土地を保有しており、賃貸管理や、サービス付きマンションの運営を行っていたというのも効いたようです。
現状、(一応)経費がいいと言われてますし、特に東京都心周りは空き家埋まるのも大変じゃないでしょうから、わざわざここへ手を出しづらいよねーと。
ただ、この辺先頭走ってくれてる事業者のおかげでノウハウも溜まっていくでしょうし、さらにこういった環境が整っていくといいですね。