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日本、韓国、アメリカ、ドイツ、スウェーデン各国の工夫それぞれ

Yietoブログ編集担当

リンナイ株式会社によるワーキングママの育児事情調査から、興味深い設問と回答をとりあげます。
以下、調査の詳細。

Q.あなたが時間をつくるために工夫していることはなんですか。次の中から当てはまるものを全てお選びください。
【調査概要】
調査時期 :2019年1月7日~1月15日
調査エリア :日本(東京)・韓国(ソウル)・アメリカ(ニューヨーク)・ドイツ・スウェーデン
調査対象 :25~39歳 女性 有職者 子どもあり 計500名 (各国100名)
実施方法 :インターネット調査

特徴

時短家電を使って家事時間を減らす
ドイツ 40%
日本 28%
アメリカ 韓国 スウェーデン 18%

意外と日本は時短家電の導入が進んでる。ただ、何を時短家電とするか?の定義は人によるので、すでに当たり前のものとして存在する家電が日本では時短家電と呼ぶとかもありそう。

ながら家事を心がける
アメリカ 66%
スウェーデン 51%
韓国 43%
日本 33%
ドイツ 28%

それぞれ国ごとで差が出た結果に。
どういうながら家事か調べると面白そう

配偶者(パートナー)と分担
スウェーデン 55%
アメリカ 43%
韓国 42%
ドイツ 39%
日本 26%

日本が低くて他が高いという、いわゆる一般に思われてるイメージに近い気がする。

家事代行を利用する
アメリカ 8%
スウェーデン 韓国 ドイツ 6%
日本 2%

差が顕著だが10%に満たない中での差。他国も家事代行は最後の手段的な意味合いか?
家事代行の定期利用を前提とした家事分担を目指すのは一般的じゃないもよう。

外食を積極的に利用する
韓国 42%
アメリカ 19%
日本 ドイツ スウェーデン 10%

いかに手抜きをするか?の一つで、日本でもよく指摘されること。↓と合わせて韓国の特徴が見える。

お惣菜屋レトルト食品の利用
韓国 50%
アメリカ 38%
日本 33%
スウェーデン 26%
ドイツ 20%

↑とあまり変わらずで、食に関する考えかたの違いが反映されてる。
各国とも数値が上がっていて、外食よりは、惣菜やレトルトを使って家で食事をとることを大事にしてるとも。

家事の工程を減らす
アメリカ 日本 36%
ドイツ 31%
韓国 23%
スウェーデン 18%

いわゆる手抜き?品質を落とさないでいかにうまく手抜きしながらやれるかという意味合いか。

総評

スウェーデン パートナーとの分担
韓国 食事を簡単にできる環境の充実
ドイツ 時短家電の導入
アメリカ 色々な工夫をとりいれつつ、ながら家事
と、各国それぞれに特徴が出ている。
日本は、そもそも全体的に工夫している率が低いという結果で、これから家庭ごとにあれがあう、これがあうといった具合に各施策の導入とテストが行われてる過渡期とも思える。

また、家事代行は他国でも大きく広まってるわけではなく、これに頼りすぎる、当てにしすぎる状態は危険かもしれない。
今後の浸透具合を見てからで、今は慎重な判断をしておいたほうがいいと思われる。

リンナイ調べ