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家族の財布問題とメリット・デメリット

Yietoブログ編集担当

夫婦のというか家族のお財布問題について、何がベストなのか?と疑問に思いながら色々と記事を読んで、勉強になったので、まとめてみます。

こんな制度(やり方)があるよというのと、思いついたメリット、デメリットも合わせて書いてきます。

定額制

お互いに決めた金額を家族の財布に拠出して、そこから家族関係の支出を行う。
個人の支出は、自分の財布から行う。
それぞれ同じ金額の場合もあれば、収入によって、夫は○万円、妻は○万円と決めることも。

■メリットとデメリット
・収入のうちの決まった金額を出すだけなので、お互いの正確な収入を知ることができません。逆に言うと、言う必要がないというのはメリットかもしれません。
・定額なので、自分が仕事をがんばったり、副業をしたりなどで収入を増やすと、それはまるっと自分の財布に入ります。モチベーションが高まると思います。
・子供がいないと、支出額が変わらないので、安定した生活ができると思います。
・家族の財布に入る金額は変わらないので、子供の出産、成長などで家族が拡張すると、拠出額を増やすための話し合いをする必要があります(たぶん、揉めると思います)
・病気や怪我などの際の支出のために、自分の小遣いの中で貯金をしておく必要があります。また、相手が働けない、収入が定額を下回ってしまうと崩壊してしまうので、別途貯蓄枠を用意したほうがよさそう
・旅行や車、家といった大きな購入、クリスマスなどのイベント費など突発的な費用への対処が難しいので、生活費だけじゃなくて、貯蓄する分も含めて家族の財布に出す金額を決めたほうがよさそう

定率制

定額制と似ていますが、名前の通り、定額ではない、定率を家族の財布に拠出するやり方です。

■メリットとデメリット
※基本的に定額制のメリット・デメリットを引き継ぎつつ
・ お互いに正確な収入をさらけ出すことになります(よくもわるくも)
・ 収入が下がっても柔軟に対応できます(仕事を辞めて0円になっても、破綻はしない。ただし、家族の財布が保たなくという意味では破綻かも。。。)

費目制

食費は妻、家賃は夫のように費目ごとに払う人を決める。

■メリットとデメリット
・ 担当してる費目分を出すだけなので、お互いの収入を知ることができません。
・ ちゃんとルールを決めれば、わかりやすいです。
・ 担当者自身の努力で拠出額が減るというモチベーションになります(手頃な食材を使うことで食費を抑えるなど)
・ どちらかの収入が耐えると、破綻します。個人での貯金が必要でしょう。
・ 子供の誕生、成長などにより、担当してる費目の金額が変動すると、不公平感が生まれてしまいます(子供の成長で食費はあがったが、家賃はあがらないので、お互いの負担バランスが崩れてしまう)
・ 貯金や旅行、クリスマスといったイベント費など突発的な費用を二人で話しておかないと、どちらとも相手が用意してるだろうとなってしまう可能性

お小遣い制

二人の収入を全額家族の財布に入れて、すべての支出をそこから出す。

■メリットとデメリット
・ お互いの収入額で差がでない
・ 家族一体感は高まるでしょう
・ 家族のお金なので、イベント的な支出、子供の出産、成長による支出の変化にも柔軟に対応できそうです
・ お互いの支出に敏感になるということで、貯金などの計画がまくりそうです
・ 大きな買い物(車、家など)を考えてる家族に向いてそう
・ 収入減に強い気がする
・ 家族の財布から払う範囲をしっかりと決めて置く必要があります。例えば、相手が夕食時にビールを飲んだとして、それを小遣いからの支出にするか、家族の財布からの支出にするかといった細かいルールは必要そうです。他の場合であれば、自分の財布から出してるので、気にならないのですが、家族の財布で許容できる範囲はどこなのか。
・ 結果的に、相手の使ったものを評価してしまうかもしれません。あんな無駄なものを買ってなどなど。

終わりに

それぞれ一長一短がありますが、いずれにしても、一回決めて終わり!ではなく、適宜見直しをしていかないといけないのではないかと。特に、
・収入の減少や0化といった収入面のマイナス方向への変動への対処を考えておく必要がある
・子供の出産や成長などによる支出の増加への対処を考えておく必要がある
・イベントごと、旅行などの突発的な支出、将来への貯蓄、車や家などの大きな買い物への支出を見据える必要がある
この辺が課題になると思います。

収入と支出の変動への強さだと、お小遣い制の一択になりますが、それは自由を縛るからこそものだったり、個人的には、定額、定率性を軸に、突発的場合の対処を入れ込めるといいのかなと思いました。