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育児時間をどう計算するかという課題

Yietoブログ編集担当

家事分担の話では、家事育児をしてる時間の男女比が紹介されますが、あの時間はどう算出するのだろうかというのは気になることです。

日本の社会生活基礎調査では、同時に2つ以上の行動を取った場合、そのうち回答者の主観による「主なもの」だけを集計対象とする

というルールになっていまして、ようは、子供に食事をさせながら自分も一緒に食事をした場合、
・子供に食事をさせるという行動
・自分が食事をするという行動
のどっちが主か、回答者が選んだほうの行動にカウントされるようです。

仕事関係のネタとして有名ですが、お昼休憩を取らせつつ、電話番をさせるのは、休憩をとらせたことにならないという話、家事は別として、育児も似たようなところがありますよね。
家でテレビを見ながら、子供をあやしてるみたいな。テレビを見るのが主ではありますが、子供から何かアクションがあれば対応が必要な状況。
テレビを見るのが主だから、育児ではないという計算になるのかなと思いますが、でも、状態としては実質的に育児から開放されてないのと一緒じゃないかという。

ということでなのか、イギリスの国家統計局は、家庭で子供を見てる時間をまるっと育児にいれた計算をしてるようです。
上に上げた例だけじゃなく、子供と一緒に寝てる時間までカウントするという念の入れ用!
こんなことすると他国との比較ができなくなりそうなので、あくまで国内の夫妻の分担度を測るためでしょうか?
こういうのを含めて考えられると、分担にあたってどうするとお互い楽になるのか?ハッピーな分担になるのか?を考えやすくなるんじゃないかなと思いますね!