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迷ったら収入比で家事分担いいです

Yietoブログ編集担当

収入比で家事分担を決めるという考え方があります。

これって、一見、不平等に見えるんですが、意外とバランスがいい結果になると思ってまして。
逆に言うと、あまり家事分担できないのに、自分のほうが収入が高いからといってこの比率を持ち出すと、パンクすることになるので、注意です。

なんでいいか?

では、こっからなんでバランスがいいというかという話を。
収入比なので、共働きを想定して話します。

モデルケースで見る

国税庁が行った平成29年民間給与実態統計調査によると、平均年収はそれぞれ
男性 531万円
女性 287万円
家事分担の負担率にすると、3.5:6.5
になります。

ようは、平均年収ベースで考えて、男性が3.5割は家事育児を担当しないと、収入比分担がなりたたないわけですね。

男女の収入差は、退職に近づくにつれて開いていますので、55〜59歳のレンジだと、
男性 669万円
女性 298万円
と、2倍以上の差がついています。(平成29年にこの年齢になる人が生まれたのは1960年とかなので、まあ、社会背景的にこうなるよなーという話なのですが)
これを家事分担の負担率にすると、3.1:6.9
になります。

あれ?

男女間に2倍以上の収入差があるのに、負担率はそこまで変化ありません。

そうなんです。
家事育児の分担がワンオペに近いような、1:9、2:8の状態にするには、年収ベースで、900万円:100万円、800万円:200万円といった、圧倒的な差がついてないといけないんです。

もちろんそういう家庭もあると思いますが、一般的には少数派ですよね?

最後に、いわゆる結婚や出産で家事分担に不満が発生する層と考える、30〜34歳のレンジの平均年収もご紹介しておきます。
男性 461万円
女性 315万円
家事分担の負担率にすると、4.1:5.9

ここまでくると、ほぼ、半分に近い負担することになります。

締め

家事分担を収入比で?いやあ、私のが少ないしなー、損しそーと、ぱっと思いがちですが、何気にいいんじゃないかなというお話でした。
逆に、収入は相手が上で自分が家事育児の大半を担っている家庭では、相手も油断してる可能性があるので(収入は俺のが多いから余裕だわーみたいな)、話を通しやすいかも?です。

だまし討みたいになっちゃいますが。。。