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緊急事態宣言で増える家事に手抜きで向き合う、1日2食でモチベーションをアップ!

子持ち夫婦共働きの妻担当

学校が休校となって数週間、また会社も自宅待機となり、家族全員で長い時間を過ごすことが多くなっているご家庭も多いと思います。

家族全員が家にいることでなにより家事育児が増える、普段も大変とはいえ、今よりは楽できているんだなと実感しています。

トイレットペーパーやティッシュペーパーの買い占めが問題になったりしていましたが、ただ、そういうのとは別の話として、人が家にいると、トイレットペーパーもティッシュペーパーも減りが早いんですよね。
今まで外で、学校なり会社なりお店なりでしてたことをそのまま家でするだけなので、当然です。
インスタント食品など食べ物の買い占めも、同様、減りが早いんだからそうだよねって。

モノだけでなく、コト=家事育児も増えます。
トイレットペーパーやティッシュペーパーの減りが早いということは、それを補充する、いわゆる名もなき家事の回数も増えます。
食事も、単純に回数が増えるというのが一つ。また、食事の特徴としてメニューを考えるというハードな回数も増えます。
他の家事もそう。室内の汚れも増えますし、ゴミが増えればゴミ出しの回数も増え、買い物の頻度や買う量も増え、と、、、変わらないのは洗濯くらいかもしれません。

結論、家で過ごす人と時間が多いと家事が増えます!

特に食事が大変です

個人的に一番の悩みというと、3食を作ること。
毎日、朝、昼、夜と献立を考えることが大変になってきました!
朝早くに起きて、お弁当を作ったりする日も大変だったのですが、給食やお弁当で過ごせていた時期は有り難かったんだなあと感じる今日このごろです。

まあ、また、コロナが落ち着いてお弁当作りが忙しくなると、弁当を作らなくていい日々が良かったなあと思ったりするんだと思います。ないものねだりですね笑

食事というタスクの特性

食事がなんで大変かとういうと、複数の家事が絡みあってるからなんですね

  • 食事のメニューを考える(最近のメニューとかぶらないように、かつ、栄養を考えて)
  • 必用な食材を購入する
  • 調理する
  • お皿に盛る
  • 食べさせる
  • 残り物を片付ける
  • お皿などを片付ける

と、一回の食事を終えるだけで必要な工程が多いんですよね。
それこそ、毎日カレーでいいよ!みたいな人もいると思うので、楽にする方法もあったり、また違うんでしょうけども。

前置きが長くなってしまいましたが

さて、3食づくり大変だと思うのは私だけでしょうか?
小さいころ、歴史の授業で日本人は昔は2食と習ったことをふと思い出しました(こんなところで歴史の勉強が役に立ちました)
そうだ、我が家も2食にしてみよう!

さっそく週末、子どもが遅く起きた日にブランチ、早めの夕食、食後のデザートをいつもより豪華にし、少し趣向を変えて出してみました。
その日は、家族みな、えっ2食?って顔をしましたが。(デザートを少し豪華にしたので許して!)
私としては1回作らなかっただけでだいぶ楽に感じました。

さて、昔の日本人は2食だったということを歴史に基づいて説明したいなと思ったところ、分かりやすい記事がありましたので、ご紹介したいと思います。

記事では、江戸時代中期になるまでは、身分の上下に関係なく、1日2食が普通だったとのことです。
もともと江戸時代初期までの人の食事のタイミングはというと、

【公家】  朝食:お昼くらい
      夕食:夕方4時くらい
【庶民】  朝食:朝早く仕事を終えてから(お昼前くらい?)
      夕食:仕事の合間に遅い昼ご飯

このような感じで2食をとっていたそうです。

ところが、1657年の「明暦の大火」が起こった後、多くが焼失してしまった江戸の復興に際して、色々な大工や左官屋などの肉体労働が主となる職人が各地から集まってきたそうです。彼らにとっては1日2食では足りず、でもお昼のたびに家に帰ってはいられないので、屋台などが広まり食事のタイミング、回数が限定されなくなったのが一つの理由だそうです。

※「明暦の大火」とは
明暦の大火・明和の大火・文化の大火を江戸三大大火と呼ぶが、明暦の大火における被害は延焼面積・死者ともに江戸時代最大であった。外堀以内のほぼ全域、天守を含む江戸城や多数の大名屋敷、市街地の大半を焼失し、この大火で焼失した江戸城天守は、その後再建されることがなかった。

(Wikipediaより)

そして二つ目の理由は、菜種油の普及だそうです。
物通が良くなったことで、それまで高級品だった照明用の菜種油が多く出回り、庶民が購入しやすくなったそうです。安く購入できるお陰で、起きている時間が長くなったり、夜の仕事や出掛けたりすることがしやすくなったとのこと。今までより1日が長く使えることで、2食ではもたなくなり3食になったそうです。

両方の理由とも、激しい肉体労働、今まで以上に活動時間が増えたことによる、エネルギーの不足に対しての補給としての意味合いになります。
いつもなら通勤、通学、体育の授業、会社内、学校内、それこそトイレへの移動のような細かいものも含めて、一定の運動量がありますが、それらがなくなった今の状態であれば、慣れれば2食で足りるのではないでしょうか。

ということで、歴史上の裏付けはばっちり!
家族にも、記事に書いてある歴史をきちんと説明して、理解してもらいました。さすがに2食は少なく感じたようで、飴とかチョコレートをつまんでいる姿も目にしましたが、私自身は、食事作りが1回減ったことで、プレッシャーから少し解放されたのが、何より嬉しかったです。
家族として一致団結して協力しあってる感じあったのもよかったですね。

楽したいなら試してみよう

3食作ることが辛いと思っているお父さん、お母さんがいらっしゃったら、ぜひ江戸時代の歴史を教えながら、「ご飯づくりを1回飛ばす」どうぞお試しください。
こういう逃げ道もあってもいいかなと思います。

我が家では、子どもにとっては歴史の勉強、親にとっては少し負担が減るというという一石二鳥でした。(親だけかも?笑)

もちろん、ここまでやれるか?というとハードルが高いのもあると思います。
そんな時も、じゃあ、無理だなぁ、あきらめよーの前に、ちょっと手抜きをしてみる、楽してみるのも試してもらいたと思います。
パン一枚だけにする、ヨーグルトにするなど、朝食を簡単に用意できるもので固定化するというのもおすすめの方法です。

増えてしまった家事育児に埋もれて大変な時期だと思いますが、少しでも手抜きをして、自分自身を楽にしていってもらえればと思います。