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子どもの糖分(お菓子)摂りすぎを防ぐための食育の考え方

子持ち夫婦共働きの妻担当

しばらく自宅待機が続いていることにより、子どものストレス解消法は「食べること」、「YouTubeを見ること」になっているような気がしています。皆さまのご家庭はいかがでしょうか。

我が家では、特に「食べること」が顕著でした。学校に通っていた時は朝から忙しく、食べる時間がゆっくりとれなかった日もありましたが、自宅で過ごすようになると、食事の時間がしっかりとれて、食べる量が格段に増えました。(お米の減り方もとても早くて驚いています!)

さらに、食事やおやつの時間ではない時に、子どもがお菓子の棚をごそごそと開けに行っていることもしばしば目にするようになりました。ただ、自宅待機中も、勉強しなくてはいけないことが色々あるし、外遊びも出来ないし、あれもだめこれもダメというのもどうなのかなと複雑な気持ちで見ていました。
別にしぶしぶ?というわけでもないのですが、大人の自分だってストレス、しんどさを感じていましたし、、、子どもならさらにしんどいよなぁと、こういう時だから、お菓子も普段より少し多く食べてもいいよと、言ってたのです。

そんな時に、今の状況を表したような記事のタイトルが目に入りました!

いかにして、子どもが自覚的にお菓子を制限するように教育するか

記事の中では、

「お菓子とどう付き合っていけばいいのか、頭を悩ませている親御さんが多い。
お菓子を食べ過ぎることによって、肥満や虫歯につながるが、「お菓子は一切禁止」というのもかわいそう。
ただ「お菓子は禁止」とするのではなく、食べ過ぎは体に悪いんだよと伝えたうえで、何をどのくらい食べるのか、子ども自身で考える力をつけるために、一緒にお菓子作りをしてみてはどうか。」

と、提案していました。

食べすぎの目安として使うのは、砂糖の量。
砂糖の量の基準としては、アメリカ心臓協会によると、2~18歳までは1日の砂糖最大摂取量はティースプーン6杯(約25g)となっています。
これは、甘いジュースや清涼飲料水で、ほぼ一日の摂取量に達してしまうくらいの量です。

ティースプーン◯杯って基準あるの?

話がずれますが、このティースプーン◯杯って、ティースプーンによって量違うじゃん!と思いますよね?
何か定義があるのかなと調べてみましたが、実際のところ、◯グラムっていってもイメージできないから、ぱっとイメージできる指標としての意味にとどまるようです。
レシピなどでもこういった表記がありますが、あくまで目安なので、特に複数杯入れるものは気をつけないと、一杯ごとの差が足し算されて味がぜんぜん変わってきます、ご注意ください。

砂糖はお菓子とジュースだけじゃない。普段の料理にも。

話を戻しましょう。ジュースでいうと、コカコーラは100mlあたり、11.3gの砂糖(糖分)が入っています。500mlペットボトル全部を一人で飲まないにしても、半分の250mlだけで計算しても、28gになっちゃいます。
おそろしいですね。。。

プラスで、砂糖は料理にも使いますよね?
なので、ジュースやお菓子をとっていたら、あっという間に過剰に摂取してしまうことになりますよね。
我が家では、お菓子禁止まではいかないまでも、お菓子はグミだったらいくつ、チョコだったら何個となるべく数に制限をかけていましたが、もう少し気にしていかなくてはいけないなと日ごろの食生活を反省しました。

お菓子作りの過程で、子どもに砂糖の量を認識してもらう

さきほどの記事を書いてる方、子どものための料理教室「リトルシェフクッキング」代表の武田昌美さんで、砂糖の量を子どもに知ってもらうために、実際に菓子作りを親子でやってみませんか?という趣旨になります。

たしかに、◯グラムとパッケージに書かれてるのを見るよりも、調理過程で砂糖を入れるところを見る(自分で入れる)ほうが、実感もしますよね。
理科の実験のように。

記事内では、親子でできるお菓子作りとして、カステラのレシピが掲載されていました。

<材料>
卵……1個
バター……15g
砂糖……大さじ2
薄力粉……60g
練乳……小さじ1
ベーキングパウダー……小さじ1/2
牛乳……大さじ1

卵、バター、砂糖、薄力粉、練乳、ベーキングパウダー、牛乳とのこと。ですが、ちょうど練乳がなかったため、その練乳はなしにして、さっそく親子で作ってみることにしました。

子どもはお菓子作りにのってきやすい(気がする)

朝食後に子どもにお菓子作りをしようと言ったら、とても喜んで「やるっ!」と叫んでいました。

一応、我が家では、通学できなくても、生活のリズムを崩さないようにしておきったいと考えて、朝は勉強というルールにしていたのですが、あまりにやる気を見せていたので、その気持ちが冷めないうちに今回は特別に「お菓子作り」からスタートしたのでした。
少しケーキを大きくしたかったので、記事の2倍の量で計量しました。

子どもが楽しそうに小麦粉を計ったり、卵を割ったり、砂糖を大さじですくってみたりしていました。砂糖の量に関しては、記事と同じように、「こんなに砂糖が入っているんだね。でも自分が好きなラーメンはもっとカロリーがあると思うなあ。」と感想を。

泡だて器を使い、そしてゴムベラに持ち替えて混ぜた後に型に流し入れました。(記事では、スキレットを使用。) 
表面の焼き加減を見ながら、加熱していきました。親子で、オーブンからおそるおそる取り出してみると、記事の写真のようなカステラが完成しました!

アツアツのカステラをさっそく試食。練乳がなくてもしっかり甘味があり、外はクッキーのようなサクサク感、中はふんわりとしたスポンジケーキのようで、2つの食感が楽しめ、とても美味しかったです。
子どもも「計ったりするのが難しかったけど、楽しかった。美味しく作れて良かった。」という感想でした。次回は砂糖をもう少し少なめにできたらいいなとも思います。
また、このカステラにホイップクリームやフルーツなどをのせたら、自家製の誕生日ケーキも出来るね!などと話が盛り上がりました。

親子のコミュニケーションの大切さを改めて感じる

記事内でも、親子のコミュニケーションとして、また子どもの知らない才能を知る、伸ばすきかっけにもなると書いてあり、たしかにそういう効果はあるのだなと思いました。
とはいえ、何よりも、この状況で、親子でストレスを発散させる効果が大きかった気がします。

今回、子どもも、そして大人も改めて、自分たちの口に入る砂糖の量が体感出来て良かったですし、個人的には、料理は毎日作る(作らないといけない。。。)ものの、それほどお菓子を作ることがなかったので、親子ともに楽しい体験になりました。
作りやすいレシピだったので、誕生日にまた作りたいと思います。皆さんも、親子でのコミュニケーションに、砂糖の量を実感することも含め、お菓子作りを一緒にチャレンジしてみるのいかがでしょうか。

子どもだけでなく、大人も、例えば、コーラが飲みたい時も、コカコーラゼロを選ぶ、ガムや飴を買うときも、キシリトールのものを選ぶという形で、自分の、子供の口に入れるものの糖分について、見直せる機会になると思います。