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夏休みの自由研究の新しい形「体験型食育・防災キット」

子持ち夫婦共働きの妻担当

先日、LEXUSのオンラインワークショップを知ることで、自宅にいても「新しい出会い」があることを知りました。それをきっかけに、色々と自分で調べていると、他にもオンラインで体験を行っている会社がありました。
その中でもおもしろそうだった、株式会社グラノ24Kの「体験キット」をご紹介したいと思います!

体験キットの特徴

何を体験するか?と言いますと、食べ物作りや、マスク作りなど、身近なものを作る体験ができるものになっています。
体験キットは、それらを作る上で必要な材料や道具が説明書といっしょについてくる(その材料分のお金が体験キット代金になっている)というもの。

夏休みの自由研究用に、植物や虫などの生き物を育てたり、太陽を観察したりといろんなキットがあると思うんですが、それの食事版(マスクは例外な感じです)というイメージをもってもらえるとわかりやすいと思います。

合計7種類あり、下記のようなキットが用意されています。

①手作りソーセージ  6,000円(税別)

ぶどうの樹で23年続く体験教室。
できるだけ添加物を使わず、安心・安全、体に優しいもので作ったソーセージです。鹿児島県産ブランド豚 茶美豚(ちゃーみーとん)とドイツの食肉加工コンテストで金賞を頂いた時から変わらずに受け継がれているぶどうの樹オリジナルスパイスが自慢です。

<対象> 3歳〜 
<所要時間> 3時間

②フライパンdeピザ作り 4,000円(税別)

手作りのおいしさはもちろん、いつ来るかわからない自然災害に備えて、電気を使用せずカセットコンロの火を使用し、生きていく知恵を身に着けながら、楽しんで学ぶことのできるキットです。少し形はいびつだけれど、味は変わらないお野菜たちとぶどうの樹自家製のベーコンやソーセージをのせて。

<対象> 3歳〜 
<所要時間> 3時間

③ところてん作り 4,200円(税別)

夏になると食卓によく上がる「ところてん」。
どうやって出来ていて、なぜ食べられるようになったのか?まずは、疑問を持ってみよう!加工・調理をし、食品の成り立ちを実際に経験することで、「食」への興味・関心、楽しさを感じられるキットです。このキットを通じて日本の食文化を伝えていきたいと考えております。

<対象> 3歳〜 
<所要時間> 4時間半

④レンジで簡単!お豆腐作り 3,800円(税別)

当たり前のようにスーパーで売られているお豆腐ですが、元々何で出来ているのか?どうやって作るのか?知っていますか?電子レンジで簡単にできる豆腐作りキットです。
お豆腐がなぜ固まるのか?にがりって何だろう?簡単だけど、いろんな体験ができるものに仕上げております。

<対象> 3歳〜 
<所要時間> 15分

⑤手作りマスク 2,800円(税別)

今回の新型コロナウイルス感染拡大時、皆さんが一番困ったのが「マスク」だったのではないかと思います。夏の暑さ対策マスクとして、ヒンヤリするマスクのセットをご用意しました。マスクを作るという経験が、「工夫する力」や「考える力」を育み、有事の際の「生きる力」の育成へ繋がるのではないでしょうか?

<対象> 小学校高学年〜
<所要時間> 40分

⑥おうちで飯ごう炊飯 4,200円(税別)

「飯ごう」と言うとアウトドアイメージが強いですが、ガスコンロの上でも簡単にご飯を炊き上げることができます。自由研究として、飯ごうと空き缶の熱伝導について調べてみること、それによって何か変わるのか?等といった投げかけを行うことで、防災だけではない学びへと繋がる体験になると考えます。

<対象> 3歳〜
<所要時間> 1時間半

⑦大豆から作る!本格お豆腐作り 4,200円(税別)

いつも「買って当たり前」の加工品を自分で手づくりしてみると、新しい発見に巡り合うことができます。このキットは、敢えて乾燥した大豆からスタートをします。豆腐ができるまでを実際に経験することで、「大豆」の多様性や、大豆からなる様々な加工品とその成り立ちについてを実感を持って学ぶ機会となると考えております。

<対象> 3歳〜
<所要時間> 2時間(冷やす時間込)

自由研究レポートがダウンロードできます

ちなみに、自由研究のためだけの体験キットではないのですけども、当然そういう需要は多いだろうという認識もあり、自由研究レポートのテンプレートも用意されています。

手作りソーセージ用自由研究レポート

上記、体験キットと自由研究レポートの画像、テキスト引用元
https://bouken-marche.budounoki.co.jp/

こちらは、体験キットを購入しなくても、上記WEBサイトからダウンロードできるようになっています。
例年より日数の少ない夏休みですが、すぐに親子で自由研究の準備ができそうで良いですよね!

体験キット開発の目的とは?

今回のコロナでは、外に出て色々なモノに触れる機会が減ってしまったなあと考える親御さんも多いと思います。そのような中で、株式会社グラノ24Kが「学びの場」を提供しようと考え、こちらの「食育体験キット」開発につながったそうです。

そして、キットを通じて

  • 「物事の成り立ちを考える力」
  • 「課題を見つけて解決する力」
  • 「自分の手で実際にやってみる力」

を育ててほしいとのことです。

普段食べている食べ物、ソーセージの皮の中にどうやってお肉を詰めるのか、ところてんやお豆腐はどうやって作るのかなど疑問などをもって作ると良い「学び」の機会になりますよね。

個人的には、「ピザ」作りをしてみたいなと思いました。

もともとグラノ24Kさんは、地産地消などの取り組みを軸にレストラン事業などを行ってきた会社です。
体験キットに入ってる材料となる食物ももちろん、会社のスタンスを反映したもので「地元・九州で採れた作り手の顔が見える安心食材をセットにお入れします。丸くないトマト…まっすぐ一直線ではないにんじん….など」が入っているだそうです。ピザのキットには人参は入っていないかな(笑) 

スーパーできれいな形のトマト、ピーマン、まっすぐなきゅうりなどを買っていると、子どもはその形を「当たり前」だと思いがちですよね。でも、野菜や果物はもっと色々な形があるのを教えたくて、私は直売所や近所の収穫体験になるべく連れて行くようにしていました。

嘘かホントかわからないですが、魚が切り身で泳いでると思ってる子供がいるみたいな話も聞きますよね(さすがに?ジョークな気もしますが)

話を戻しまして、収穫体験ではじゃがいもを掘り起こしたり、トマトやとうもろこしを採ってすぐに食べてみたり。(畑によって持ち帰りのみのところもありますので、体験する場所での確認が必要です。)また、ブルーベリーってこうやって実がなるんだねと話したりしていました。

今年は、コロナ禍で収穫体験が難しいと思いますが、代わりにこのような形で色々な野菜に触れ、畑では色々な形に育つんだよねと話したりして、何かを作るという体験の中の様々なテーマ(気づき)で、親子の会話が広がっていったら良いなあと思います。

今後は、「学校での教材向けなどの商品開発」、「農家さんの野菜が箱いっぱいに届く野菜BOXシリーズ」なども考えているとのこと。そして、「オンライン上で地域の生産者さんと子ども達が触れ合える場を作ったり、地域のプロにオンライン教室での先生役をしてもらうこと」も検討中だそうです。

食べるものを作っている「生産者さん」とつながることは、子どもたち自身の「食」、また「職業」に興味を持つ良いきっかけになるのではと思います。

グラノ24Kは、さらに

・「経済産業省の農商工連携88選」の1つに選ばれている
・「環境省のローカルSDGsの先進的取り組み事例」として取り上げられている

具体的には、「規格外品を含めて地元農産物を活用した観光集客」、「少量多品種の地元農産品や規格外品を買い取り、全国のビュッフェレストランで提供」などの活動を行っているそうです。最近では、「SDGs」という言葉もよくニュースで聞くので、このような会社の活動も調べたりしたら、さらに骨太な自由研究になるかもしれないですね。

ちなみに、東京都内では、ビュッフェレストランとして、お茶の水ホテルジュラク「百彩健美あけびの実」を運営されているそうです。

住所:東京都千代田区神田淡路町2-9 お茶の水ホテル ジュラク 2階
(JR中央線・総武線「御茶ノ水」駅「聖橋口」より徒歩2分)

今年は親子で外に出掛ける機会が少ないかもしれませんが、自由研究の一つとして、「食育体験キット」をお子様の年齢や興味によって選んでみたり、企業の活動を調べてみたりしてみるのはいかがでしょうか。