家族の時間が増えたのは嬉しいものの
今年は、コロナで生活が大きく変化した年になりました。子どもの休校、在宅勤務などで家族全員が家で過ごすことで、子どもの勉強の手伝いや家事の量が増えて大変でした。
家族で過ごす時間が増えたというメリットもあった反面、思わぬデメリットが。
それが「指の痛み」です。
先月半ばくらいから、右手親指の付け根に痛みが出てきたのです。最初は、どこかぶつけたのだろうと思っていたのですが、日増しに痛みが増してきました。
CM関節症とは?
ネットで調べてみると、「母指CM関節症」という言葉。
初めて聞く病名でした!
どういう症状かというと、
「物をつまむ時やビンのふたを開ける時など母指(親指)に力を必要とする動作で、手首の母指の付け根付近に痛みが出ます。進行するとこの付近が膨らんできて母指が開きにくくなります。また母指の指先の関節が曲がり、手前の関節が反った「白鳥の首」変形を呈してきます。」とのこと。
ちなみに、なんでCM関節かというと、親指の付け根の関節をCarpometacarpal関節と呼ぶので、CM関節と言われているそうです。
(カーポーメティカープルという発音のようですが、言いづらい!CMって省略したほうが良い感じですね。)
・45歳から徐々に増加傾向があり、70歳から74歳にピーク
・男性23.2%、女性76.8%と女性が多い傾向
とのことです。
けっこう痛い
どんな痛みかというと、手に電流が流れてくるようなピリッ、痛みが強いとビリビリっとしびれる感じです。
私の場合は以下のような動作で痛みが出ます。
- 箸で何かをつかむ。(特にさいばしを使う時に、負荷がかかる気がします。)
- 食器を洗う際、スポンジをしぼる。
- ドアノブを回す。
- 鍵でドアの開け閉めする。
- スーパーの袋を持つ。
- スーパーで売っている重いものをかごに入れる。
- 子どもに遊びで握手とかをやってみようとした時。
などなど。
原因として心当たりがあるのは、
- 鍋で麺をゆでた後、片手で鍋を持って湯こぼしをしていた。
- 野菜炒めなどを作るとき、片手でフライパンを持っていた。
- お皿によそうとき、フライパンを片手で持っていた。
他にも色々原因があると思うのですが、一つ一つの動作は大したことがなくても、全て「片手」中心でかなりの頻度で行っていたのが、原因のような気がします。
治し方
治療方法としては、
- 消炎鎮痛剤入りの貼り薬を貼る。
- CM関節保護用の軟性装具を付けたりする。
- 1、2で不十分な場合は、痛み止め(消炎鎮痛剤)の内服、関節内注射を行う。
- 痛みが強い、変形などが見られる場合は切除関節形成術などの手術が必要。
だそうです。
日頃から気をつけるのが大事
これから、病院に行きたいと思っていますが、なるべく両手を使って鍋を持つ、箸ではなくトングを使う、食事の時はそーっと箸を持つ、こまめに湿布をするなど、意識して気を付けたいと思っています。そして、大豆に含まれるイソフラボンが良いらしいので、豆乳も飲み始めています。
今回のことで、家事をする時間・量ともに増えたことをしみじみ感じ、そして目をそらしていた「老化」!についても意識するきっかけになりました。また、症状が出る前に、「重いものを持つ時は両手で」など予防しておけば良かったなあと後悔しています。
今は年齢的にまだ大丈夫!、手指は全然痛くない!という方、また今痛みを感じるという方も、予防や痛みの軽減を意識して家事をして頂けたら嬉しいです!