大きな目標を掲げづらい状況だから
コロナという病気が世界的に広がり、2020年は考え方も行動も今までとは全く異なり、大きな転換期となったように思います。そして、2021年という新しい年が始まりました。
不自由な生活は続いているので、新年だから大きな目標を掲げようとするのは難しいように感じます。そこで、いつも一番使っている「自分の体」に目を向けてみようと思いました。
昨年は外出が思うように出来ず、体を動かす時間がとても減りました。そのため、筋力が低下し、朝起きると体が思うように動かず痛みがあります。
痛いから動かさない、動かさないから痛いという悪循環になっていたので、何か筋力トレーニングをしなきゃと思っていたところ、気軽に始められる方法がこちらの記事にありましたので、ご紹介したいと思います
運動器年齢チェックをやってみる
下記記事を読みながら、ご紹介していきます。
スポーツドクターや整形外科医でもある医師の中村格子先生が、大人向けの健康になるための体づくりの方法を教えてくれています。
まずは、「あなたの運動器年齢」の診断チェックが記事にありますので、それから、やってみます。
- 昔はあけられたビンの蓋が開けられない(握力の低下)
- 3階まで階段で上がれない
- 平地で足先がひっかかり、つまずいたことがある
- 片脚立ちで靴下やズボンがはけない
- 靴のかかとの外側ばかりが減る
- 足の裏にマメやタコが常にある
- 肩がこりやすい
- 両腕を耳の横まで上げられない
- 電車では立っていられない
- 1週間に1度も運動しない
「運動器」という言い方を私は知らなかったのですが、「体を支え、動かすための筋肉や関節」という意味なのだそうです。みなさんはいくつ当てはまったでしょうか?
- 【0個】20代相当 すばらしい運動器年齢です。そのままの若さをキープしましょう。
- 【1~2個】30代~40代前半相当 運動器の老化が始まっています。そろそろ体作りも始めましょう。
- 【3~4個】40代後半~50代前半相当 老化を実感し始めていませんか。まだまだ若さは取り戻せます。
- 【5~6個】50代後半~60代相当 体力に自信がなくなっていませんか。正しいケアで体の基礎作りから始めましょう。
- 【7個以上】70代以上相当相当 体が動かないことで自信を失っていませんか。ムリせず、少しの運動から始めましょう。
私は、【3~4個】40代後半~50代前半相当に当てはまりました。本当は1~2個で終わりたかったのですが。当てはまったのは3,6,7です。
- 3.平地で足先がひっかかり、つまずいたことがある
- 6.足の裏に豆やタコが常にある
- 7.肩がこりやすい
色々な「老化」の症状が始まっていたのだなと少しショックです。
運動器の一部である、「抗重力筋」(立つ、歩くなどの動作を支える)が衰えると、どんどん姿勢が悪くなるのだそうです。さらに、肩や腰、ひざなどの痛みも引き起こす可能性も。
老化の症状を抑えるための姿勢チェック
姿勢の悪化を防ぐために抗重力筋を意識して、姿勢を美しく保つようにするため、以下のアドバイスがありました。
- 姿勢が気になるときに、すっと両腕を上げて伸びをする
- 肋骨の下から腰骨までの間に指が4本入る状態にする
この2つのポイントは私にとって、とても分かりやすかったです!
姿勢を正す、美しい姿勢を意識するといっても、どういう姿勢が良いのかという基準が分かりにくいと思ったことはありませんか?私にとっては、お腹をへこませるとか、背筋を伸ばすといわれたりしても、少し漠然とした感じでイメージしづらかったのです。
今回の、「すっと両腕を上げて伸びをする」は良い姿勢を自覚しやすく、料理や掃除をしていても、すぐにできるのでとても良い方法に思いました。パソコンに向かって座っている時も、手軽にできるのでおすすめです。
また、「肋骨の下から腰骨までの間に指が4本入る状態にする」を意識しやすく感じました。
指が4本入るくびれのある状態にあることで、腹圧が保たれ、腹横筋などの抗重力筋により内蔵がお腹の中で引きあがり、「ぽっこりお腹」を防げるのだそうです。
姿勢がと整うことによるメリット
また、ウエストのくびれにより、内蔵の位置・働きの良し悪しを知る目印にもなるそうです。
姿勢が整う
↓
お腹周りの筋力の支えが出来る
↓
腹圧(内臓を包む腹膜を保つ圧力)がうまれる
↓
横隔膜が動かしやすくなり、それによって呼吸が深くできるようになる
とのこと。そして、深く呼吸ができることで、以下のような効果があるようです。
- 自律神経が整えられる
- 内臓がマッサージされる
- 血液循環アップ、デトックス効果
- ストレス解消
- 便秘改善
- 冷え性改善
- 生活習慣病の予防
- 疲労やけがの回復が早くなる
- 頭痛を和らげる
- ダイエット効果
出典:ヨガシェルフ
姿勢を正すことによる効果が分かることで、目的意識がはっきりして日常取り組みやすくなりました。また、子どもがタブレットを見て姿勢が悪い時などは、「脇腹に指4本当ててみて」と言って、意識させるようになりました。「姿勢を正して!」というより、子どももイメージしやすいとのことでした。
美しい姿勢になるため、「無駄な力を入れない」「胸を開く」「骨盤をきちんと立てる」という中村先生の他の写真も参考になると思います。ぜひ写真を見ながら、親子で一緒に美しい姿勢を目指してみませんか?