昨年、休校を経験したころから、周りのお子さんはどれくらい勉強しているのかと不安になることが多くなった気がします。みなさんはいかがでしょうか?
私の場合は、今までよりも子どもの学習をしっかり見ようという意識が私の中で芽生えたような気がします。
ただ、「しっかり」という言葉にとらわれて、子どもにだけ「勉強しなさい!」、「宿題しなさい!」とつい連呼してしまっている状態でした。しばらくすると、子どもにばかり「将来に必要だから。」とか「他の子はしっかり勉強しているのだから、一生懸命勉強しなくちゃダメ。」という姿勢で接している自分にちょっとずつ罪悪感が。
子どもに強いているのに、自分自身は、ご飯作っているから、洗濯の途中だから、掃除しているからと「言い訳」が多くて。自分が勉強している姿を子どもに見せていないことが気になり始めました。
教育のプロの言葉に学んでみることに
そのような気持ちのなか、先月、今年こそ私も勉強を頑張ろう!と思わせてくれた「中学受験のカウンセラーの安浪京子先生」の記事をご紹介したいと思います。
安浪先生は、中学受験算数のプロフェッショナルで、中学受験全般にも強く、多数の著作や、新聞雑誌などにも出られてることがあり、名前を聞いたことがある方も多いと思います。
私は、数年前に本屋さんに置いてあった本から知りました。私自身が小さいころ算数が苦手だったので、子どもにどうやって教えたらいいのだろうと思ったときに出会ったのがきっかけです。
それからは、朝日新聞EduA(https://www.asahi.com/edua/author/11002923)や中学受験カフェ (juken-chugaku.com)のサイトで記事を読んだり、動画を見たりしていました。有料コンテンツがありますが、無料コンテンツでも保護者や子どもたちの悩みについてのアドバイスを一部見られるので、おすすめです!
※YouTubeで「安浪京子先生」の動画もあります。
親の勉強しているところを子どもに見せること
さて、今回の記事では、今年はぜひ「親自身が常に学ぶ姿」を見せ、「勉強しなさい」ではなく「一緒に勉強しようか」と声をかける機会を意識的に増やしてみませんか?」というメッセージでした。
受験をするかしないかに関わらず、子どもにただ勉強を強いるのではなく、「日ごろから親が「何かを学ぶ姿」を見せているかどうか」ということはとても大切なことだと思いました。
安浪先生が指摘されているように、親がゲームをしていたら、子どもにだけゲームをしちゃダメというのも説得力がないですし、本を読みなさいと言いながら親が本を読んでいなかったら、子どもだって納得しませんよね。
これをきっかけに、「親が学ぶ姿」を見せようと、ダイニングテーブルで子どもと一緒に並んで座り、勉強することにしてみました。勉強内容は子どもと一緒のドリルなどです。
実際にやってみて感じた子どもへの共感という効果
例えば、漢字ドリル。
1日に2~3ページしなさいねと言っていたものの、自分がやってみたらとにかく手が疲れるのです!今まで、漢字ドリル終わったら計算ドリルねと簡単に言っていたけど、これは疲れるなと思いました。矢継ぎ早に次の勉強をさせるのではなく、余裕をもたせないといけないと感じました。また、実際に漢字を書いてみると、国語ノートのマスにバランスよく書くというのも難しく、硬筆練習をしている感じで良い勉強になりました。
次に、算数ドリル。
小数の計算では、小数の割り算ミスをしてしまって、慌てて解答と照らし合わせたりすることも。子どもの計算ミスの指摘ばかりはできないなと実感です。
また、試しに英単語の暗記をして、親子でミニテストのようなものをやってみたら、子どものほうがよく覚えていて、私の答案には空欄があちこちに。その答案を見せて、「ママより暗記ができているよ、すごい!」と褒めるきっかけになりました。
一緒に学習することで、子どもの変化はまだまだわかりませんが、少なくとも、私自身、親としての子どもへの「共感」する力がUPしたのではないかなと感じます。
最後に
子どものドリルを一緒に解いたり、暗記したり、もちろん、お父さんやお母さんが資格試験の勉強などの勉強をされる姿も、きっと良い影響があるのではと思います。
今年は、親子一緒に勉強!(毎日ではなく、週末だけでも)を目標にしていきたいと思います。
他にも、こちらもご存知な方多いかと思います、花まる学習会の高濱正伸先生のサイト花まる子育てカレッジ (hanamaru-college.com)などなど、教育に関わる方々も積極的に情報を公開されたりしていますので、こういったアドバイスを見たりすると、様々な観点で「子どもの教育」というものを学べるのではないかと思います。
情報に惑わされずに自分で判断をしていく必要は当然ありますが、もし育児や教育に悩みがありましたら、子どもの教育に携わっているプロの先生の意見も一つのアイデアとして参考にされてみてはいかがでしょうか。