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運動と脳の関係性。たくさん身体を動かすことで脳にいい影響が!

子持ち夫婦共働きの妻担当

みなさんのお子さんは、外遊び好きですか?

我が家はというと、平日の放課後は帰ってからあまり動きません。じっとしているのは、宿題にとりかかっているのではなく、おやつにゲーム。まったく動く気配がないのです。

動かないことでの体重増加が心配で(私自身も)、最近「糖質制限」メニューを食卓に出すこともあります。たとえば、「油揚げ餃子」。

糖質オフ!餃子のタネでつくる 「油揚げ餃子」 – 【E・レシピ】料理のプロが作る簡単レシピ[1/1ページ] (excite.co.jp)

子どもは油揚げと中のお肉は別で食べたいかなって言われてしまいましたが、大人向けとしてはさっぱりとして美味しかったです。良かったら試してみてください!

さて、おやつ食べた後、少し体動かしたりしたら?と、子供に言うと、「学校でゲームをするという宿題が出たからやっているんだもん。」という一言。あきれて、言葉も出ず。

家でじっとしていることでの運動不足、ただの運動不足以外の面でも危惧されているようです。

運動の脳の密接な関係

今回は、『1日5分で運動能力と集中力が劇的アップ 5歳からの最新!キッズ・トレーニング』を書いたIWAアカデミーチーフディレクター木村氏による、脳の発達を促して学力の向上にもつながる方法についての記事をご紹介したいと思います。

記事では、一般的に、「頭がいい人=勉強ができる人」→「勉強ができる人は脳が発達している人」と思われ、運動と頭のよさは無関係のようにみえますが、勉強する、身体を動かす(走る、歩く、ジャンプなど)、感情をもつ(考える、怒る、泣く、楽しむ)時は全て脳から指令を受けているため、「脳」と「身体を動かすこと」には深いつながりがあると考えられることが紹介されています。

子どもの脳の発達は特に著しく、幼児期に走り回るなどして、まず「運動をコントロールする「運動野」が発達します。ふと、子どもが小さいころを振り返った時、どうしてじっと出来ないのとか、きちんと座りなさいとか細かく言っていたことを思い出しました。
そして、大きくなって、自分の身体の大きさを理解できず転んだり、ぶつかったりすることがあり、この発達時期に、「自分の身体の大きさを認識させる」よう、もっと身体を動かすことを促してあげれば良かったのかなと思います。

また、記事ではデジタル機器の普及で、「日本では3~6歳の子どもの約半数が日常的にスマートフォンやタブレットを利用している。」と指摘されていて、子どもが身体を動かさないという状態が増えているようです。
このあたりは、皆様も実感しているところではないかと思います。

ただ、子供の3〜6歳という、大切な時期に、身体を動かさないことが習慣化すると、深刻な運動不足になり、子どもでもロコモティブシンドローム※になることがあるそうです。

※ロコモシンドロームとは?
運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態。
(「ロコモ チャレンジ!推進協議会より)

食生活でロコモ対策 | ロコモONLINE | 日本整形外科学会公式 ロコモティブシンドローム予防啓発公式サイト (locomo-joa.jp)

ロコモじたいは、主に、高齢になってから起こるようですが、子どもにもその症例が出ているのは驚きました。

こちらのサイトでは、身体の状態から調べるロコモ度テストや予防方法、食生活、運動のアドバイスなどが掲載されています。

片足立ちで、椅子から立ち上がるというロコモ診断テストが紹介されているのですが、これ、立ち上がれるものの、立ち上がった後でバランスを崩しそうになり、何気に怖かったっです。。。(まさか自分も?と思ってしまい)

運動は遊びでいい

それでは、脳や身体の成長を促すためにどんな方法が良いかというと?

子どもがキャーキャー言いながら追いかけっこ、サッカーや、ドッジボールで夢中になって、楽しく、気持ちよく身体を動かすことなのだそうです!

時間を忘れるくらい夢中になって身体を動かすことが、脳全体のネットワークが高い次元でつながり、「複雑なことを考える力」「物事に取り組む時の深い集中力」を育むことになるのだとか。

そして、夢中になる(正当な興奮)※を味わうことで、「興奮を抑える」という経験も同時に身に着け、コントロールもできる落ち着いた子になるとのこと。すごい!

逆に、興奮を味わったことがないと、車の運転でいうスピードを出す、ブレーキをかけるという使い方が分からず、スピードの出しすぎや、ブレーキのかけすぎといった片方に思いっきり偏ってしまうような、バランス調整ができなくなってしまうのだそうです。

※正当な興奮とは、スマートフォンやゲームを使って騒ぐのではなく、様々な感覚や刺激が得られるスポーツのように身体を動かすことでの興奮。

コロナ禍で、身体を動かす機会が減っている時ではありますが、大人では、買い物をする、洗濯物を干すといった日常の家事で、子どもも本格的なスポーツではなくても何も考えずに楽しく体を動かして遊ぶなど、運動する機会を意識的に作ることが大切とのこと。

スポーツとして行う運動は、「ああしなさい」「こうしなさい」と気になって声をかけてしまいがちですが、ただの楽しみでやってることであれば大人が過剰なアドバイスをせず、安全の確保だけしておいて、あとは見守るだけにしておけばいいんですね。

運動させるために何か習い事をと難しく考えることはなく、「思い切り身体を使って遊ばせること」その環境作りを親はがんばりなさいと!

まさに、私も何か子供にスポーツ習わせなくてはいけないのかしらと悩んだりしていましたが、実は身近な答えが隠されていたんですね。さっそく親子で一緒に身体を動かしてみたいと思います。

もしお子さんが運動不足かもと思われている方がいらっしゃいましたら、特別なスポーツでなくても、遊びの延長でできる身体を動かすこと、ぜひ親子で一緒に試してみませんか?