お子さんをどれくらい褒めていますか?
我が家では、最近「褒める」ことで、子どもの気持ちが以前よりも穏やかになった気がします。今まで褒めたことがないというわけではありません。ただ、「褒める」回数が少なかったようです。
ある時、知人から「子どもが頑張っているのに、自信がないような態度になったりするのは、褒めたりないからだと思う。もっと褒めて、自己肯定感を高めるといいよ。」と言われたことがきっかけでした。
褒めるのをあえてセーブしていた今までのやり方
振り返ってみると、子どもに対しては「褒めすぎて、自信過剰になってはいけない」と思い、結構厳しく接してきていたように思います。勉強で言えば、宿題が10個あったら、10個できたら褒めるけれど、1,2個できただけでは「全く褒めない」感じでした。
他のご家庭がどのように褒めているか分からなかったので、我が家が「全くほめない」、「あまりほめない」、「少しほめる」、「たくさんほめる」など、どういうカテゴリに分類されるか分かりませんでした。でも、知人と話したことで、「あまり褒めない」に入るのではと気づかされたのです。
でも、どうやら我が子だけではなく、日本全体で、「自己肯定感」が低い傾向のようです。
記事では、「自分自身に満足している」、「自分には長所がある」などと答える割合が、日本の子ども・若者は、諸外国と比べて、とても低いと指摘されていました。その低くなってしまっている自己肯定感を高めるためには、勉強の偏差値などに振り回されず、子どもの本来の良さを再確認したり、親の所有物ではなく一人の人間として尊重し、また親も自分の人生を楽しむ姿を見せることも大切とのことでした。
褒めの実践方法を学ぶ
でも、どうやって自己肯定感を高めたら良いの?どうやって褒めたらいいの?と疑問が浮かんできますよね。
自己肯定感を高めるための良いアイディアが出ていたので、ご紹介したいと思います。
以前の記事、「ドラゴン桜2」の時と似ているのですが、「子どもへの接し方6ヵ条」が書かれてありました。
その中で、特に参考になったのが、
⑤ 親の望みは20%叶えば成功と思え
⑥ 努力の痕跡を見つけたら、すかさずほめよ
でした。
⑤については、例えば、宿題10問のうち、2問くらいでも解けたら「成功」ととらえることで、私自身の許容範囲がぐっと広がった気がしました。そして、「良く出来たね!」「難しかったのに、集中して出来たね!」と褒めるようにしました。
⑥については、家で「自分が一番にやりたかったけど、お友達に譲ったよ!」という話を聞いたりすると、「本当に偉かったね!」「優しかったね!」とすぐ褒めました。
実際にやってみての効果と感想
私自身が変わらなきゃと思い、意識して⑤と⑥を繰り返して約2週間。
我が家では以下の効果がありました。
- 子どもの短所を探すのではなく「褒める点はどこかにないか?」と探すようになった。
- 今までよりも多く「褒める」ことが出来るようになった。
子どもも褒められたことで、前向きになってきたのか、自分から宿題をすると言って、机に向かう時がありました。今までは、「宿題をしなさい」と言われて、渋々座る状態でしたが。もちろん、1問解いて「もうやだー!」と言っていなくなることが多いですが、それでも、今までの私は「なんで全部宿題が終わってないのに、席を立つの!」と言っていたのが、「自分から席に座って、問題解いたなんてすごいね!」と言えるようになりました。
2週間という短さではありますが、明らかに「子ども」の変化が見られたように思います。正直、「褒める」回数を増やしても、それほど変わらないのではと半信半疑でしたが、実際やってみて、効果を感じます。
もし、「褒める」ことが少ないかなと思っている方がいらっしゃいましたら、お子さんの努力に対して、ぜひたくさん褒めてみてはいかがでしょうか?