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子供の夏休みには、体験・疑似体験。読解力を高めるチャンス!

子持ち夫婦共働きの妻担当

先日、読解力をつけるということで「早ね早おき朝5分ドリル」についてご紹介しました。

ふくしま式ドリルを知る

その後も、色々なドリルをネットで探していた時、「ふくしま式」という言葉もよく目にしました。

私はあまり詳しく分からなかったので今回の機会に調べて知ったものになります。ご存じの方もいらっしゃると思いますが、国語関係の書籍を多数執筆、塾を経営されている福嶋隆史先生が提唱されているメソッドで、他の塾の先生も推薦したりしていました。

福嶋隆史先生について

元公立小学校教諭、2006年「ふくしま国語塾」を創設。国語教育における「読解偏重・難解複雑信仰・長文速読主義」、および現代の教育におけるアクティブ・ラーニングの動向を批判し、具体的な方策に基づいた積極教育を勧める。

福嶋隆史 – Wikipediaより抜粋。

書籍に「ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集〔小学生版〕」など。

ふくしま式を推薦してる塾講師の方

子供の夏休みには、夏休みにしかできないことをさせよう

なんと!YouTubeで福嶋隆史先生が活動されてるようで、ご自身のチャンネルをもっていらっしゃいました。気になってぐぐったら、すぐに、無料で、ご本人にダイレクトで情報にアクセスできる、ほんとすごい時代ですよね。

公開されている動画で、ちょうど今年の夏休みの過ごし方で、良いアドバイスがありましたので、ご紹介したいと思います。

動画タイトルは、「夏休みに子どもを伸ばせる親 伸ばせない親」、親子でどのような夏休みを過ごしたら良いかについて話をされていました。

内容を一部抜粋しますと、

  • 世の中で起こっていることに目を向ける。例えばオリンピックなど。
  • コロナで難しいが、夏休みは外に出て日ごろ経験していない何かをする。
  • カリカリと机に向かわせてばかりだと、体験的知識が得られない。
  • 遠回りだと思うけれども遊ばせることが、作文力、読解力につながる。
  • 疑似体験をたくさん積む。(マンガ、アニメ、映画、ドラマ)

というお話でした。子どもにとって体験、疑似体験がいかに重要かが分かりました。

また、「うちの子、夏期講習に行かなくて暇だから、学習参考書をやらせようと考えてはいけない。」という言葉もとても響きました。シリーズものの本を読むとか、ドラマを見る、また、時間がたくさんあるからこそ「映画」を見せてあげるのも大切とのことでした。

長期休みでないとできないことをさせようというのが、趣旨なんだなと受け取りました。

コロナ禍で新しい体験をするのは難しいですが、我が家も、子どもとオリンピックを一緒に見始めました。別の番組を見たいと言われたものの、今年は特別な年だからとオリンピックを優先。砲丸投げなど、子どもが知らなかった陸上競技のルールを親子で話し合うことができました。その後も、子どもも興味を持ってテレビで競技を見ていました。

また、料理を作ることも体験の一つと思い、親子で先日「コロッケ作り」をしました。

カレーライスなどは一緒に作ったりしましたが、コロッケは今回初!

他の料理に比べて、作る工程が長い分、夏休み向けかなとも思いました。「じゃがいもをむくのは子ども」、「ゆでるのは親」、「成形するのは子ども」、「揚げるのは親」など色々役割分担も話し合って出来たので、良かったです。また、大匙、粗熱などの単語も実際の体験とつながり、学びがあったように思います。

また、成形して揚げるところまでかなり時間がかかったので、食べたい気持ちを抑えて、最後までやりぬく力につながったのでは?!と思いました。自分で時間をかけて一生懸命作った分、とても美味しそうに食べていました。

問題集を解くよりも、料理を作る時のほうが嬉々として作業していたので、また体験、疑似体験を積み重ねていけたらと思っています。

8月に入り、子供の夏休みもまだまだとはいえ、あっという間に過ぎてしまいます。みなさんも親子で、夏休みならではの、読解力などにつながる色々な体験、疑似体験を意識して増やしてみてはいかがでしょうか。