Press "Enter" to skip to content

マイナスと捉えない!左利きの才能をたくさん伸ばす考え方

子持ち夫婦共働きの妻担当

左利きの私は、左利きであることが嫌でした

突然ですが、皆さんは左利きですか?

私は左利きなのですが、学校生活を送っていた時はとても不便でした。お箸と鉛筆だけは小さいころ直されたものの、それ以外は全て左利きのまま。小中高校時代、バトミントンなどの道具を使う授業の時には、「左利きは教えられないから」と端に追いやられ、とても悲しい思いをしました。

現在は、私が子供の頃からと比べて、左利きという個性を尊重し、右利きに矯正することを必ずしも良しとしない社会になってきてると思います。

ただ、そのような経験が多かったので、私は「左利きにはメリットが全くない!」とずっと思っていました。そんな私も、「左利きでもいいんだ!」と思えるような、とても嬉しかった記事に出会いました。お父さん、お母さん、あるいはお子さんが左利きでしたら、ぜひ読んで頂けたらと思います。

1万人の脳を見た名医が教える すごい左利き 「選ばれた才能」を120%活かす方法 | 加藤俊徳 |本 | 通販 | Amazonを書かれ加藤俊徳先生のインタビュー記事です。

メリット・デメリット論として考える

以下、内容をご紹介したいと思います。

1. 左利きを矯正するメリット、デメリットとは?

<メリット>

  • 日本社会が基本的に右利き仕様(水道の蛇口、文具、調理器具、スポーツ用品)なので生活しやすい。
  • 道具など必要なものを選ぶ際、左利き用のものを準備しなくてよい。

<デメリット>

  • 幼い頃から矯正を開始すると、脳内に新たな回路を作ることで混乱をきたすことがある。
  • 脳内の混乱が起きた場合、右と左を言い間違える「左右盲(さゆうもう)」になることがある。
  • 言葉がスムーズに出てこず、「吃音症(きつおんしょう)」になることがある。

加藤先生ご自身も、右手を使う訓練の影響で言葉をつっかえてしまう影響があったそうです。私も矯正経験があり、同じように影響を受けました。

小さい頃から、「右手で〇〇してね。」、「左に曲がってね。」と「左右」で表現されると、一瞬戸惑ってしまうのです。頭の中で、「箸を持つては右だから」と素早く考え対応しようとするのですが、それは今でも同じです。

今回の記事で初めて知った単語ですが、私は「左右盲」なんだと認識することができました。また、「転んだ時に利き手が決まっていないことで、迷いが生じ判断スピードが落ちる。」と指摘されていたのですが、まさしく私自身、その通りの体験が。

小さいころ転倒した際に手が出ず、顔面にかなりのケガをしました。その後、親には「この子は運動音痴だ」とずっと思われていましたが、加藤先生のお話を読んで、当時とっさに判断ができなかったのかなと思います。

2.矯正するタイミングはいつ?

加藤先生曰く、「10歳、小学校4年生以降がいい。」とのことです。

順番としては、

  1. 「音楽を利いたり直感的に何かを決めたりする」右脳が発達。
  2. 「言語能力を持つ」左脳が発達。
  3.  10歳ごろから、二つの脳のバランスがとれるようになる。
  4.  右手を使って左脳を刺激。

という流れが良いそうです。

※右脳と左脳について
脳はどうして左脳と右脳に分かれているの?│コカネット (kodomonokagaku.com)

1と2で右脳、左脳とも発達し、3のバランスがとれたタイミングから、4、右手を使っていくように矯正するという流れですね。

理想としては10歳とのことですが、本人の意思が強く出始める時期なので、親としては教える側として幼少期よりは根気がいるような気がします。

3.左利きの人の言語能力を高めるためには?

文字を読むのは、左脳で多くのプロセスを経て行われるため、非言語の情報を扱う右脳を主に使っている左利きにとっては不利とのこと。自分の伝えたいイメージを言語化するのに時間がかかってしまうため、聴覚サポートをしてあげると良いのだそうです。

例としては、左脳を鍛えるために読み聞かせをしたり、地道に音読するなど。

4.親として、左利きのお子さんにできることは?

  • 左利きであることに対して引け目を感じさせたりしない。
  • 他のお子さんが言語能力に優れていても、焦らない。 
  • お子さんのポテンシャルを引き出すことにフォーカスする。

終わりに

今回の記事で、自分は「左右盲」なんだとか、転んだ時にとっさに手が出なかった理由が分かったり、小さい頃に文字を読むのが苦手だった理由が理解できたりと、「なるほど!」がたくさんありました。

今回ご紹介した左利きに関するダイヤモンド・オンラインの記事は、これと別に2部あります。

そらも左利きのお子さんへの理解、またご自身が左利きをより理解するのに役立つ内容でした。興味をもたれた方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。