昨年もコロナで思うように行動ができなかったと感じましたが、今年こそは落ち着いた環境に少しでも戻ってきてくれたらと願っている日々です。
といいつつ、いきなりオミクロンの雲行きが怪しい感じですが。。。
年末に丁寧道の記事に出会う
さて、昨年の後半は、ミニマリストを目標に断捨離することで、モノに感謝する気持ちも芽生えたりと良い発見がありました。また、買い物する時の量が減ったり、モノを捨てる時の判断が早くなったりとだいぶ変化が見えてきた気がします。
このように、「無駄を減らす」、「モノに感謝する」ことの心地よさを感じ始めたところに、つい先日、武田双雲氏の「丁寧道」についての記事を目にしました。
年末年始「丁寧」を意識すると最高に充実する理由 | リーダーシップ・教養・資格・スキル | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース (toyokeizai.net)
武田双雲氏は書道家で、その道に進む前に、東京理科大学卒業、NTT東日本に営業マンとして2年半勤務したという経歴があります。
現在は、大河ドラマの題字や、オーガニック食材などを扱った店舗を手がけているなど、書道家だけでなく、多岐にわたって仕事をされている方になります。
参考
武田双雲 – Wikipedia
武田双雲ウェブサイト (souun.net)
その武田氏が、忙しくて気持ちがなんだか休まらないという気持ちを持っている方々に「丁寧道」をおすすめしている記事でした。
「丁寧道」とは?
丁寧道とは、ふと気がついた瞬間に、目の前の物を丁寧に味わう意識を持ってみること。
下記のように、具体的な例が記事の中であげられていました。
お酒好きの人がビールを飲むときの丁寧道
- いつもよりじっくり缶を開けて「プシュッ」という音に耳を澄ます。
- グラスに注ぐ「トクトク」という音を味わう。
- ノドを渇かしておいてビールのキレを「くぅ~っ」と感じ尽くす。
↓
ニンマリした気持ちになりませんか?
コーヒー好きの人がコーヒーを飲むときの丁寧道
- ミルで「ザザザ~」と豆をひく音を楽しむ。
- お湯をじっくり注ぎ、立ち上がってくる香りをかぐ。
↓
至福を感じたりしませんか?
温泉好きの人が湯船に入るときの丁寧道
- 湯につかる瞬間から足で温度を感じる。
- 湯の肌触りや体がほぐれていくのを味わう。
↓
「あ~、極楽だ~」と笑顔になりませんか?
などなど
つまり丁寧道とは、
- お金も時間もかからず、すぐできて、不思議と毎日の充実感が上がってくること
- 普段は流れ作業で済ませていることを「視覚」「聴覚」「触覚」「味覚」「嗅覚」をフル稼働させて味わうこと
ということ。
年末に公開された記事だったのですが、新年を迎えるにあたって、とても良いアドバイスに思いました。
自分で実践してみた感想
年が明けて、さっそく丁寧道を試してみました。
- 朝、お弁当に入れる野菜を切っている音に耳を澄ましてみる。
- 焼いたパンを食べた時のカリッという音を耳や口の中で感じてみる。
- コーヒーを入れた時の香りをより意識してみる。
などなど、自分でできそうな範囲でやってみました。
気づいたのは、思いのほか無意識のうちに「耳栓」しているような状態を作っていたのだということ。「野菜を切った時、こんな音がしていたんだ。」などの気づきがありました。
ただ物事を「丁寧」にすると「時間がかかるのではないか。」と考えてしまいますが、双雲氏は「丁寧」≠「遅い」ということではないですよと教えてくれています。
例えば、野球をしていた時のイチロー選手は「一瞬のうちに丁寧に判断して実際の動作に移す。」ことができていますよねと。
✖「ゆとり」があるから「丁寧」にできる。
〇「丁寧」にできるから「ゆとり」が生まれる。
こういう発想なのだそうです。
普段の生活では、「ゆとり」があるから「丁寧にできる」のだと当たり前のように思っていたので、はっと気づかされました。
「丁寧道」については武田氏の本があり(東洋経済の記事もこの本からの抽出になっています)、アマゾンで試し読み(丁寧道 ストレスから自由になれる最高メソッド | 武田 双雲 |本 | 通販 | Amazon)してみました。
- お風呂場でシャンプーの容器をできるだけ丁寧に、楽しそうに全神経を駆使して味わう。
- 朝、歯をみがくときなら、歯ブラシの色やブラシの毛先の様子をじっくり見てみる。
- おやつにポテトチップスを食べるなら、目を閉じてカリッという音に耳を澄ませながらじっくり噛みしめてみる
などの例が載っていました。
ご興味がある方は、ぜひご覧になってはいかがでしょうか。私も今年は、「丁寧道」を意識して、見たり、聞いたり、味わったりなどじっくり味わっていけたらいいなあと思っています。