様々なメディアでも取り上げられていますし、身近なこととして、実感している方多いかと思うのですが、今まで以上に物価が高くなってきたなあと感じます。
コンビニも同様で、我が家では、以前忙しいときにはおにぎりを買ったりしていましたが、節約を考え最近は買う回数がぐっと減りました。
これがよかったの悪かったのか、今まで深く考えずに「コンビニのおにぎり」を買っていたなあと気づかせる記事に出会いましたのでご紹介します。
読んだ後、子どもにも「コンビニのおにぎり」はどうやって作られるのかを説明し、学ぶことができたので、取り上げてみたいと思います。
コンビニおにぎりはどうやって作られるか?
記事は、『食品の裏側』、『世界一美味しい「プロの手抜き和食」安部ごはん ベスト102レシピ』などの著者である安部司氏によるもので「コンビニのおにぎり」の添加物について紹介されています。
1.脂質
「食感を良くする」「自動おにぎり機から離れやすくする」「おにぎりを包むフィルムにつかないようにする」ため、炊く時に炒飯油が混ぜ込まれているとのこと。
さらに「マヨネーズの入ったもの」、「焼き肉や唐揚げ系が具材に使われているもの」「チャーハン系」などは多くの脂質が入っているので、成分表示の「脂質」の欄をよく見る必要があると注意されています。
おすすめは、「塩むすび」「おかか」「昆布」などあまり加工がされていないものがいいそうです。
2.添加物
例えば、「鶏五目ごはんのおにぎり」の原材料表示は下記のようになっていおり、
米(国産)、鶏肉、醤油、人参、ごぼう、タケノコ、シイタケ、醤油たれ、海苔、砂糖/pH調整剤、調味料(アミノ酸等)、グリシン、カラメル色素、酵素、香料、酸化防止剤(V.E)
東洋経済記事より飲用
*メーカーによって違いがあります
添加物として、
- pH調整剤
- 調味料(アミノ酸等)
- グリシン
- カラメル色素
- 酵素
- 香料
- 酸化防止剤(V.E)
と書かれています。
ただし、「pH調整剤」は食品の変質や変色を防ぐ添加物で1つの物質ではなく、「集合体」なので約5〜6種類の添加物が混ざっていると考えて良いそうです。
香料も一括表示されており、また商品によって異なるため、添加物の数は不明。
さらに「キャリーオーバー」、つまり原材料である醤油に「保存料」や「着色料」などの添加物が使われていても、最終加工品である「鶏五目ごはん」には表示をしなくていいということにより、添加物の本当の数というのは見えてこないようです。
安部氏の推測では、「鶏五目ごはんのおにぎり」1個の場合は、のべ20〜30種類ほどの添加物が使われているとしています。
3.値段
他の食品に比べておにぎりは加工度が低いにも関わらず、1個あたりで考えると値段が高く、ご飯や具材、海苔のコスト以上に「手間賃」に対してお金を払っていることになるとのこと。
じゃあ、どうする?
なるほどと読んで、つい「手軽さ」を優先して、おにぎりのことをよく理解しないまま手にしていたのだなあとしみじみ思いました。
じゃあ、家で作るかということで、著者による家でできる「絶品おにぎり」ついて、記事の最後で紹介されています。
魔法の調味料と、温かいごはんで作ると、それだけで美味しいという内容になっていまして、魔法の調味料については、今回のと別の東洋経済の記事で紹介されていました。
「かえし」
しょうゆと砂糖を合わせて、砂糖が溶けたら完成。(例)豚肉の生姜焼き、和牛丼、肉じゃが
「みりん酒」
みりんとお酒を煮立てる。※煮たて過ぎに注意。(例)だし巻き卵や本格西京焼き
「甘酢」
米酢を先に過熱。ツンとしたにおいを飛ばしてから、砂糖を加え、加熱して作る。
「甘みそ」
みそと砂糖のほかに「かえし」や「みりん酒」も使用する。焦がさないように加熱する。紹興酒を入れると風味がよくなる。(例)和風ハンバーグや麻婆豆腐
「たまねぎ酢」
みじん切りにしたたまねぎとリンゴ酢を合わせる。通常は上澄みを使用する。料理の種類やお好みで、たまねぎのツブツブごと入れても良い。(例)イタリアンドレッシング
画像出典:平気で「おにぎり」を買う人が知らない残念な真実より
週末の忙しい時には、朝おにぎりを握っておくことも多いのですが、焼き鮭やしらすなどマンネリ化していたので、こういうのもあるのかぁと、良い参考になりました。
終わりに
モノの値上げの話からスタートした、話ですが、普段はこちらのレシピを参考に種類を増やして、手作りのおにぎりを作っていけたらいいなあと思います。
おにぎりを作る機会がありましたら、ぜひ具材の参考として、安部氏の「絶品おにぎり」を作ってみてはいかがでしょうか。
とはいえ、「今日は作りたくないなあ。」とか、「忙しくて時間がない!」という時の助けとして、「コンビニのおにぎり」を買ったりするのも否定するつもりはないので、両者どちらもうまく活用していきたいと思います!