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「ハングリー精神」は持たなくても良い?!子育てを考える

子持ち夫婦共働きの妻担当

だいぶ寒くなり、夏の暑さはどこに行ってしまったのだろうと思う今日この頃です。

子どもも2学期に入って少し経ち、学校で特にトラブルがないといいなあと思っていたのですが、つい最近、学校の帰り道、ある子から意地悪なことを言われて帰ってきた日がありました。

家までは我慢していたようですが、家に着いた途端、大号泣。上手く言い返せず悔しかったようです。

本人が気持ちが落ち着いた後、「もう少し自分で言い返せるようにならないとダメだよ。」「バカにされて悔しかったら、勉強やスポーツを頑張って見返そうと思えばいいんじゃない?」などと私は言いました。

ところが、本人にとっては「泣いて悔しい気持ち」はその瞬間だけで、「その悔しさをバネに頑張ろう!」という原動力には全くならなかったようでした。

「悔しいから、勉強頑張ろう!」などと私だったら気持ちの変化があったと思うのに(もちろんどれだけその気持ちを持続できるかはわかりませんが。。。)と、子どもの態度が理解できませんでした。

親としては、もちろん、今回のようなことをきっかけに

  • 「〇ちゃんよりも勉強ができるようになりたい!」
  • 「〇ちゃんよりもスポーツが出来るようになりたい!」

と目標をもち、ハングリー精神で、そこに向かっていってほしいと思っていたので、子どもの気弱な面というか、忘れっぽいというか、よくいうと気持ちの切り替えがうまい?ところになんだかがっくりしてしまったのでした。

子どもの反応が間違っているわけではないと理解するまで

そんな中、初代バチェロレッテ萌子さん「大胆な選択」の真意 | 何度でも開花する人 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース (toyokeizai.net)の記事を読む機会がありました。

福田萌子さんは、『バチェロレッテ・ジャパン』というリアリティショーの初代バチェロレッテとして選ばれ、参加者から一人を結婚する相手として選ぶというドラマの流れの中、あえて誰も選ばないことで話題になった方でした。他の人とは違う決断をする勇気と写真や記事で素敵な方だなあと思い、その頃から注目していました。

また、知った時期がちょうどコロナ禍であったため、福田萌子さんのバレトンのYouTubeを見たこともありました。

【自宅で18分/マンションOK】目覚めにダイナミックストレッチ! 毎朝したい、おしゃれなラジオ体操”バレトン” – YouTube

※声のトーンが明るく、素敵な印象の方です。この動画を見ながら一緒に運動するのもおすすめですよ!

さて、記事に戻りまして、記事中で、ハングリー精神について、ご両親の話と合わせて下記のようなお話されている部分がありました。

「モデル事務所の社長には、『あなたはハングリー精神がないからダメよ』と叱られることが日常でしたが、それを父に話したら、『当たり前だよ。そんな育て方はしていないし、ハングリー精神がないのがあなただから』と。目から鱗でしたね。それまでは、ハングリー精神がないことはマイナスだと思い込んでいたけど、そういうわけでもないんだなと。

母は、どんな時も自信を持たせてくれる人です。何があろうとも味方でいてくれるし、例え世間では成功ではなかったとしても、努力した過程を認めてくれてあなたは素晴らしい存在だと伝えてくれる。私だけでなく、父にも家族以外の人に対してもそう。その人をまるごと肯定して、愛を持って、その人の価値を見出してくれる人なんです」

「ハングリー精神がないのは当たり前。そんな育て方をしていない。」という言葉に、ふっと気持ちが軽くなるのを感じたのです。私の中では、競争社会で子どもが生き抜く上で「ハングリー精神」は絶対必要なものだとずっと思っていました。それが、「当たり前」ではなく、「ハングリー精神がないのがあなただから。」と肯定することができたのだという気づきを得られたのです。

悪い部分なのではなく良い部分なのだととらえることができました。

お母さまも「努力した過程をほめ、素晴らしい存在だと子どもに伝える方」とのことで、本当に素敵なご両親なのだなあと思いました。

育児をされている中で、育児本やネットのニュースを読んだりなどして、「こう育てなくては!」とか枠にはめようとしてしまうことがもしかしたらあるかもしれません。でも、そういう時、素敵だなと思う方の小さいころのお話を聞いたり、読んだりすると、育児の良いヒントになるのかもしれないです。

最近は、福田萌子さんご自身で本も出版されているとのこと、ご興味がありましたら手に取ってみてはいかがでしょうか。

「なりたい自分」になるシンプルなルール 単行本 – 2022/8/3