7月に入り、「夏休みが近づいてきた!」とワクワクしているお子さんも多いのではないでしょうか。
今年はコロナの制約がかなりなくなり、だいぶ行動範囲が広がるのではないかと思いますし、我が家もどこかに行けたらいいなあとネットで色々見たりしています。
ただ、小さいお子さんがいらっしゃる場合、行動範囲が広がることでケガの心配をしたりしませんか?
我が子も小さい時に外出時、転んで体のあちこちを大きくすりむいたことがありました。跡に残ったらどうしようと思ったのですが、知人がケガの処置(モイストヒーリング)について知識があったおかげで、色々教えてもらい跡が残らずにすみました。
この時に、私も正しい知識をもっていないといけなかったんだと後悔したことを覚えています。
今回、ニチバン株式会社の記事に、6月28日(水)行われた「ケガをした際の正しい処置方法を解説するプレスセミナー」が開催された記事がありましたので、ぜひご紹介したいと思います。
3歳から小学6年生の親に聞いた「子どもの外遊びとケガ調査」|2023年 お知らせ|ニチバン株式会社 (nichiban.co.jp)
消毒液は使わないほうがいい
記事中では、アウトドアやレジャーに出かけるときにどんな応急処置アイテムを持って行きますか?という設問の回答が紹介されていました。
日本小児科学会小児科専門医の塙佳生先生によりますと、2位となった「消毒液」での処置はケガにはなるべく避けた方が良いのだそうです。
我が家にも常備していたので、「消毒液は不要」なのは驚きました。
- ケガに消毒液を使うと、キズぐちの細胞を破壊する可能性があるため。
- 消毒液によって、皮膚再生の働きを阻害してしまうため。
とのこと。
また、
- 砂や土、ガラス、衣類の繊維などがキズぐちに深く入り込んだキズ
- 2〜3分たっても血が止まらないキズ
- 動物に咬まれたキズ
などは、応急処置後にすぐに病院に行ったほうが良いとのことです。
おすすめの応急処置はモイストヒーリング
では、消毒液を使わずにどういう応急処置をするといいのか?推奨されている応急処置の方法は下記の通りとなります。
① 水道水でキズぐちをきれいに洗う
3歳から小学6年生の親に聞いた「子どもの外遊びとケガ調査」|2023年 お知らせ|ニチバン株式会社 (nichiban.co.jp)
② キズぐちをおさえて止血する
③ 救急絆創膏でキズぐちを保護する
消毒液を使わずにキズぐちを綺麗にして、「患部を湿ったまま密封し、キズぐちから出てくる体液でキズを治す方法」、つまり「モイストヒーリング」ですね。
数年前からモイストヒーリングができる絆創膏をよく見かけるようになり、すでに実践されている方もいらっしゃるかもしれません。我が子もこちらの方法で対処できたことで、傷跡が殆ど残らなかったので、実際におすすめの処置方法だと思います。
一般社団法人 日本衛生材料工業連合会のWEBサイトにて、メリットがまとめられいましたので、ご紹介しておきます。
モイストヒーリングのメリット
1.傷が早く治る
自然治癒力を高める体液が傷口に保たれるため、カサブタに邪魔されることなく皮膚を再生させます。2.傷跡が残りにくい
体液の分泌により、皮膚組織の形成がスムーズに行われることで、傷跡が残りにくくなります。3.感染の心配が少ない
絆創膏などの交換回数が少ないので、傷口の閉鎖環境を確保。細菌の侵入を抑えることができます。4.痛みが少ない
一般社団法人 日本衛生材料工業連合会 | 絆創膏 (jhpia.or.jp)
患部の露出が少なくなり、乾燥による皮膚細胞の死滅を最小限にするため、痛みが少なくなります。
終わりに
夏休みはたくさん遊ぶ機会を作って頂きたいなあと思うと同時に、ぜひケガに対して、こちらの記事で正しい処置方法をご理解の上、救急絆創膏などを持参して、楽しい夏休みを過ごして頂けたらと思います。